カイコガ

ご存じのとおり、幼虫は絹の元となる繭を作ってくれる蚕。
成虫になるとこのようにとっても綺麗でかわいらしい蛾の仲間です。
しかしながら、実は飼いならされることでもう自然には戻れなくなってしまった、
唯一の昆虫がこのカイコガなのです。
写真を見てわかるとおり、翅の大きさに比べて体が大きいため、
羽ばたくことはできますが飛ぶことはできません。
餌も食べず、産卵して15日ほどで死んでしまうそうです。
幼虫の蚕も、手足の力がないため、野生の木や枝につかまっていることができません。
人間が飼うことでしか生きられない、なんともせつない、美しい生き物です。