ウミケムシ 【毒のあるいきものシリーズ】

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ウミケムシ

10月は毒のあるいきものを
ご紹介しています。
第五弾は2回目の登場、
ウミケムシです。

日本の本州中部以南、太平洋南西部、
インド洋に生息する
ゴカイの仲間であるウミケムシは
以前にご紹介していますが
毒を持っています。

ゴカイをエサにするため
釣りのときにこのウミケムシが
釣れてしまうこともあるようですが
絶対に触ってはいけません。
ウミケムシの体毛には
「コンプラニン」と呼ばれる毒があり、
命に別状はないそうですが
刺された場所は痛みや痒みや腫れ
などの症状が出るようです。

オニダルマオコゼ【毒のあるいきものシリーズ】

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/オニダルマオコゼ

10月は毒のあるいきものを
ご紹介しています。
第四弾はオニダルマオコゼです。

見た目、ほぼ岩?という感じの
オニダルマオコゼは
インド洋・太平洋西部のサンゴ礁など
浅い海に生息しています。
日本だと、小笠原諸島。や奄美大島、
沖縄周辺に分布しています。

体長は40cm程度で、肉食性で、
小魚や甲殻類を食べます。
海底で動かずじっと獲物を待つタイプです。

この岩のようなお魚には
非常に危険な毒があります。
背ビレのとげから強力な神経毒である
ストナストキシンを分泌します。
浅いところにいて、じっとしてて、
岩にそっくり・・・
襲ってくることはなくても、
気づかずに触ったり踏んだりしてしまうかも。
気を付けなければいけませんね。

ヒョウモンダコ【毒のあるいきものシリーズ】

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ヒョウモンダコ

10月は毒のあるいきものを
ご紹介しています。
第二弾はヒョウモンダコです。

西太平洋熱帯域・亜熱帯域の
浅い海の岩礁やサンゴ礁に住んでいる
ヒョウモンダコ。
近年は九州北部、中国地方、四国、
関東などでも見られています。

漢字で書くと、「豹紋蛸」です。
危険を感じると、体に鮮やかな
青い輪の模様が出て、
これがヒョウの模様のようなのです。

10センチほどの小さな
かわいいタコなのですが
でも気を付けなければいけません。
フグと同じ猛毒を持っているのです。
見つけてもけっして刺激しないように!

メンダコ【赤いいきものシリーズ】

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/メンダコ

今までいろいろないきものを
紹介してきました。
昔に紹介したいきものも含めて、
9月は(唐突ですが)
「赤が印象的ないきもの」に
焦点をあててみたいと思います。

トップバッターはメンダコです。

スカートに目と耳(ほんとはヒレ)と
短い脚がついてる・・・
そんな見た目のメンダコは
深海に住んでいます。

深海では必要ないのかもしれませんが
メンダコは墨は吐きません。
(持ってないのです)

また、生態がまだよくわかっていない
こともあるかと思いますが、
地上での飼育は難しいようです。
そう考えると、
捕まえてしまうのはかわいそう。
でも会いたいですね。

アユカケ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/アユカケ

アユカケは別名カマキリ、アラレウオ。
カジカの仲間の日本固有の魚です。
アユカケという名前の由来は、
エラのフタ部分に付いている突起で、
泳いでいる鮎を引っかけてつかまえる
ところから来ているとのことです。

アユカケの特徴は、動かずに
じーーーーっとして獲物を待つところ。
これは石化けと呼ばれていて、
まるで石になったかのよう。
石と見間違えた魚が、
近づいてしまい、捕食されてしまいます。

メスは、産卵を終えると、
オスは、卵を外敵から守り、
孵化が終わると、一生を終えます。
命をつなぐための一生なんですね。

アカマンボウ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/アカマンボウ

色がきれいですね。
世界中の熱帯・温帯の海に広く
生息しているアカマンボウは
全長2m、体重270kgになる大型の魚です。
そして水深500mの深い海に住んでいます。
ご覧のとおり、マンボウにも似ていますが、
実はまったく別の魚で、
あのリュウグウノツカイの親戚だそうです。

アカマンボウは、
血液の温度を保つことができる
唯一の魚なんだそうです。
これは哺乳類や鳥類と
ほぼ同じ体温維持の方法になるんです。
びっくりですね・・・。

オオイカリナマコ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/オオイカリナマコ

インド洋、太平洋の熱帯区域に
広く分布います。
日本では与論島以南の南西諸島に
生息しています。

名前の由来は、
まず、
めちゃくちゃでかいです。
なんと3メートル。
ナマコってそんなに大きくなるの!?
って感じです。
そして、
皮膚の下にある小さな骨片が
錨(いかり)の形だそうです。
ちなみに
3メートルというのは、
水を吸った状態のときで、
水を吐き出すと30センチぐらいに
なってしまうそうです。
ほとんど水 ってことですかね。汗

クサウオ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/クサウオ科

太平洋・大西洋から北極海・南極海に
かけての海域の大変広い範囲で、
浅い沿岸から8,000mを超える深海まで
住んでいます!

うろこをもたず、ぶよぶよの粘膜で
体は覆われていて、
吸盤状の腹びれを使って
岩や壁などにくっついています。

名前の由来ですが、
石川県加賀地方で、
つまらないものやいやなものを
「くさい」というそうです。
食べられない、つまらない魚・・・
「くさいうお」が転じて
「くさうお」になったそうです。

姿も名前の由来も変わってる・・・汗

ユウレイオニアンコウ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ユウレイオニアンコウ

ユウレイオニアンコウは詳しい生態は
まだあまりよくわかっていませんが
熱帯および亜熱帯地域の
深海域に住んでいます。

アンコウと聞くと、なんとなく
茶色くて口が大きくて平たいアンコウを
イメージしてしまいそうですが
ユウレイオニアンコウは
色素がなくて、半透明の体です。
発光器があって、それをおとりにして
獲物を引き付けてとらえます。

深海のアンコウあるあるですが、
オスは小さくて、メスが大きく、
オスはメスのお腹に噛みつき、
一生そのまま、寄生する形で
子どもを残す役目を終えると
そのまま同化してしまいます。
真っ暗な深海で出会うことが非常に
難しい中で、子孫を残すすごい技です。

シギウナギ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/シギウナギ

普段見ているウナギとは
だいぶ(特に頭部)が違いますね。
シギウナギは、
シギのくちばしのように細長く伸びた
上下の顎からこの名前になっています。

深海魚の一種で、
世界中の温暖な海の深海に住んでいます。
細長い顎をエビなどの甲殻類の
触覚にひっかけ、食べます。
絵のように、
両顎が外へ反り返ってしまうので
嚙合わせることはできないようです。
歯はなく、鱗もなく、
背骨の数がメチャクチャ多い
(仲間のウナギの3倍以上!)
などなど、不思議な点が多い生き物です。