タツノオトシゴ【辰年シリーズ】

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/タツノオトシゴ

辰年シリーズ、第四弾は
「タツノオトシゴ」です。

熱帯から温帯の浅い海に生息する
タツノオトシゴは
姿形が特徴的ですよね。
魚っぽくはないというか・・・。
そして、特に特徴的なのは
オスが育児嚢で卵を保護するところです。
オスのおなかから子供が出てくる
なんとも神秘的ですね。
出てきた子供はほぼ大人と同じ形。
尻尾を海藻に巻き付けるさまは
かわいらしいですよね。

リュウグウノツカイ【辰年シリーズ】

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/リュウグウノツカイ

24年1月は今年の干支、辰年にちなんで
名前に「ドラゴン」がつく生き物の特集です。
第二弾は、「リュウグウノツカイ」です。

皆様ご存じのとおり、レアな生き物で
目撃されるだけで騒ぎになってしまう
リュウグウノツカイ。
銀色の体に赤いヒレ。
大きいもので体長5メートルにもなります。
深海魚なのでめったにお目にかかれませんが
国内のいくつかの水族館で
標本を見ることができます。
私も静岡県に見に行ったことがありますが
標本でありながら迫力がありました!

通常深海に住むリュウグウノツカイが
海面に出てくるのは地震の前触れ と
言われることもあるようですが、
これは根拠はないようです。
でも、名前のとおり、
まるで竜宮から来たかのような
幻想的な姿ですよね。

ヤツメウナギ 【変わった形シリーズ】

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ヤツメウナギ

12月は「変わった形」特集です。
第四弾は、ヤツメウナギです。

ヤツメウナギは世界中の寒冷水域の
淡水域を中心に生息しています。
ヤツメ の名前の由来は
体の両側に7対のエラの穴があって
それも目みたいに見えるから だそうです。
見た目も名前もウナギっぽいですが、
ウナギの仲間ではないそうです。

そして、なんといっても口が特徴的です。
実はこれがウナギとの決定的な違いで、
顎がない「無顎類」になるそうです。
しかもこの特徴的な口は吸盤になるそうで
なんだかもう、おどろきだらけです。

このヤツメウナギで
今年は最後のお届けになります。
今年一年、ありがとうございました!
来年もよろしくお願いします。m(__)m

コブダイ 【変わった形シリーズ】

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/コブダイ

12月は「変わった形」特集です。
第一弾は2回目の登場、コブダイです。

日本南部の太平洋や東シナ海などに生息するコブダイ。
1メートルぐらいになる大きな魚です。
目の上のコブとアゴが特徴的ですよね。
もし海の中でバッタリ会ったら
びっくりしますよね・・・。

実はこのコブ、オスだけの特徴なんです。
コブダイはハーレムを作るそうで、
このイカツイコブは、自分が強いオスだという
アピールなんだそうです。

人懐っこい一面もあるようで、
ダイバーにスリスリしたりすることもあるようです。

ウミケムシ 【毒のあるいきものシリーズ】

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ウミケムシ

10月は毒のあるいきものを
ご紹介しています。
第五弾は2回目の登場、
ウミケムシです。

日本の本州中部以南、太平洋南西部、
インド洋に生息する
ゴカイの仲間であるウミケムシは
以前にご紹介していますが
毒を持っています。

ゴカイをエサにするため
釣りのときにこのウミケムシが
釣れてしまうこともあるようですが
絶対に触ってはいけません。
ウミケムシの体毛には
「コンプラニン」と呼ばれる毒があり、
命に別状はないそうですが
刺された場所は痛みや痒みや腫れ
などの症状が出るようです。

オニダルマオコゼ【毒のあるいきものシリーズ】

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/オニダルマオコゼ

10月は毒のあるいきものを
ご紹介しています。
第四弾はオニダルマオコゼです。

見た目、ほぼ岩?という感じの
オニダルマオコゼは
インド洋・太平洋西部のサンゴ礁など
浅い海に生息しています。
日本だと、小笠原諸島。や奄美大島、
沖縄周辺に分布しています。

体長は40cm程度で、肉食性で、
小魚や甲殻類を食べます。
海底で動かずじっと獲物を待つタイプです。

この岩のようなお魚には
非常に危険な毒があります。
背ビレのとげから強力な神経毒である
ストナストキシンを分泌します。
浅いところにいて、じっとしてて、
岩にそっくり・・・
襲ってくることはなくても、
気づかずに触ったり踏んだりしてしまうかも。
気を付けなければいけませんね。

ヒョウモンダコ【毒のあるいきものシリーズ】

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ヒョウモンダコ

10月は毒のあるいきものを
ご紹介しています。
第二弾はヒョウモンダコです。

西太平洋熱帯域・亜熱帯域の
浅い海の岩礁やサンゴ礁に住んでいる
ヒョウモンダコ。
近年は九州北部、中国地方、四国、
関東などでも見られています。

漢字で書くと、「豹紋蛸」です。
危険を感じると、体に鮮やかな
青い輪の模様が出て、
これがヒョウの模様のようなのです。

10センチほどの小さな
かわいいタコなのですが
でも気を付けなければいけません。
フグと同じ猛毒を持っているのです。
見つけてもけっして刺激しないように!

メンダコ【赤いいきものシリーズ】

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/メンダコ

今までいろいろないきものを
紹介してきました。
昔に紹介したいきものも含めて、
9月は(唐突ですが)
「赤が印象的ないきもの」に
焦点をあててみたいと思います。

トップバッターはメンダコです。

スカートに目と耳(ほんとはヒレ)と
短い脚がついてる・・・
そんな見た目のメンダコは
深海に住んでいます。

深海では必要ないのかもしれませんが
メンダコは墨は吐きません。
(持ってないのです)

また、生態がまだよくわかっていない
こともあるかと思いますが、
地上での飼育は難しいようです。
そう考えると、
捕まえてしまうのはかわいそう。
でも会いたいですね。

アユカケ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/アユカケ

アユカケは別名カマキリ、アラレウオ。
カジカの仲間の日本固有の魚です。
アユカケという名前の由来は、
エラのフタ部分に付いている突起で、
泳いでいる鮎を引っかけてつかまえる
ところから来ているとのことです。

アユカケの特徴は、動かずに
じーーーーっとして獲物を待つところ。
これは石化けと呼ばれていて、
まるで石になったかのよう。
石と見間違えた魚が、
近づいてしまい、捕食されてしまいます。

メスは、産卵を終えると、
オスは、卵を外敵から守り、
孵化が終わると、一生を終えます。
命をつなぐための一生なんですね。

アカマンボウ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/アカマンボウ

色がきれいですね。
世界中の熱帯・温帯の海に広く
生息しているアカマンボウは
全長2m、体重270kgになる大型の魚です。
そして水深500mの深い海に住んでいます。
ご覧のとおり、マンボウにも似ていますが、
実はまったく別の魚で、
あのリュウグウノツカイの親戚だそうです。

アカマンボウは、
血液の温度を保つことができる
唯一の魚なんだそうです。
これは哺乳類や鳥類と
ほぼ同じ体温維持の方法になるんです。
びっくりですね・・・。