投稿日: 2025年8月16日2025年8月16日ネナシカズラ 写真出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/ネナシカズラ属 世界中の温帯から熱帯に分布するネナシカズラ。植物ですが、名の通り根がありません。他の植物に寄生して生きます。根がないと書きましたが、発芽は地表で、その時は根があります。数日以内に寄生する植物にたどり着かないと、か、枯れてしまう。(根があるのに枯れるとは・・・)また、葉もほぼありません。ごく小さな葉がある種もありますが、それは葉緑素をわずかに持って光合成をするものだそうで、葉緑素を持たない種もあります。植物だけど葉緑素がないのですね。 根も葉もないのは、寄生のための進化の結果なのでしょうかね。すごい進化です。
投稿日: 2025年7月27日2025年7月27日ケマンソウ 写真出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/ケマンソウ 4月から6月にかけてあちらこちらで見かけるこの変わった形のお花。ケマンソウといいます。「ケマン」という仏具に形が似ていることからこの名前が来ています。別名「タイツリソウ」タイがぶらさがって並んでいるようにも見えますね。英語の別名で、「bleeding heart」(血の垂れる心臓)とも呼ばれます。ちょっとこわい別名ですね。 可愛いお花ですが、根茎と葉に毒があるそうです。お庭に植える際は気を付けて!
投稿日: 2025年7月20日2025年7月20日フィンガーライム 写真出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/フィンガーライム 4~8センチの円筒形の実がなるフィンガーライム。果実の色は、緑や赤など。オーストラリアなどで見られるそうです。名前に「ライム」とありますが見た目はあまりライムに似ていませんね。実はこの果実、中が変わっています。写真の赤い実がそうなのですが、切ると、プリプリとした丸い実なのです。別名、キャビアライムです。 食べ方は、アイスクリームに乗せたりお好みで肉や刺身に乗せて食べてもいいようです。甘味があまりなく、酸味と苦み、とのことですので、ライムと同じように食べることができそうですね。
投稿日: 2025年7月6日2025年7月6日サンカヨウ 写真出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/サンカヨウ 今日ご紹介するのは、ひさしぶりの植物です。サンカヨウ(山荷葉)は、本州の中部より北の、山の中の湿った場所に生息しています。春から初夏にかけて2センチほどの小さな白い花を咲かせます。変わっているのは、この花は雨に濡れると、花びらが透明になるのです。乾くと白色に戻ります。なんとも可憐な性質ですね。
投稿日: 2024年12月29日2024年12月29日竜血樹【辰年しめくくりシリーズ】 写真出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/リュウケツジュ【辰年しめくくりシリーズ】12月は今年の干支、辰年を振り返りましょう。1月にも特集しましたが、「ドラゴン」(っぽい?)生き物の特集です。 今年最後のご紹介になります。第五弾は竜血樹(リュウケツジュ)です。 辰年にちなみ、ドラゴンっぽい?生き物ということで竜血樹をご紹介します。漢字名に「竜」が入っています。姿は全然ドラゴンっぽくなく、実は植物(木)です。 以前に一度ご紹介している竜血樹。名前がなんだかすごいです。モロッコや、カナリア諸島、マデイラ諸島などに生えています。 名前に「血」という字が入っていますが、この名前の由来は、はい、そうなんです。幹に傷をつけると、赤い樹液が出てくるそうです。その樹液は、染め物に使われたり漢方薬として使われたりしているようです。 ※樹液は、本当に「流血」っぽいです。 ちょっとびっくり。汗木の形もユニークですよね。 今年もご覧くださいまして誠にありがとうございました。来年も色々ご紹介していきます。引き続きよろしくお願いいたします。
投稿日: 2024年7月21日2024年7月21日セコイア【大きいシリーズ】 写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/セコイア 【大きいシリーズ】7月は、「大きい」生き物の特集です。第三弾はセコイアです。セコイアはアメリカ西海岸沿岸の一部に自生する、ヒノキの仲間です。ちょっと日本では想像ができないですがなんと、高さ115メートルになるものも見つかっているそうです。幹の直径は最大で9メートル・・・そりゃあ、100メートル伸びるには幹も太くないといけませんよね・・・。 植物もおどろきの大きさになるのですね。
投稿日: 2024年3月3日2024年3月3日シメコロシノキ【ちょっとコワイシリーズ】 写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/絞め殺しの木 3月は「ちょっとコワイ」生き物の特集です。第一弾はシメコロシノキです。ものすごいインパクトのある名前ですね。おだやかじゃないなぁ・・・汗 実は、イチジクの仲間などいくつかのツル植物の俗称なんです。もちろん、名の通り、宿主植物に巻き付いてしめころしてしまうという特徴を持った植物です。これは、太陽の光を取り合う熱帯雨林で生きるための特性だそうです。ものすごい進化の仕方ですね。
投稿日: 2024年2月25日2024年2月25日ショクダイオオコンニャク【大きいシリーズ】 写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ショクダイオオコンニャク2月は「大きい」生き物の特集です。第四弾はショクダイオオコンニャクです。 インドネシアやスマトラ島の熱帯雨林に生息しているショクダイオオコンニャク。調べると、謎が深まるばかり・・・。 サトイモ科コンニャク属の植物とのことですが、花がでかすぎる・・・1.5メートルとも言われる花は周期はなく、何年かけて咲かせるようです。(このサイズの花では、体力? を使い果たしてしまいそうですね)そして、虫をおびきよせる「匂い」は人間にとっては「悪臭」だそうです。しかもしかも、中心にそびえるものは、匂いをより遠くに届けるため、発熱するそうです。 きっと、必要があってこのように進化したのだと思いますが、それにしてもすごいですね。
投稿日: 2024年1月21日2024年1月21日リュウケツジュ【辰年シリーズ】 写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/リュウケツジュ 24年1月は今年の干支、辰年にちなんで名前に「ドラゴン」がつく生き物の特集です。 第三弾は以前にご紹介した「リュウケツジュ」です。 リュウケツジュは「竜血樹」と書きます。カナリア諸島やマデイラ諸島などに生息しています。成長すると20メートルほどになる大木です。 名前の由来ですが、この木の樹液は空気に触れると赤くなるそうです。なので、木の幹に傷をつけるとまるで血が出るように見えるというわけです。 その樹液は、薬や染料として使われていた時代もあり木は大事にされているようです。
投稿日: 2023年10月1日2023年10月1日ヒガンバナ【毒のあるいきものシリーズ】 写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ヒガンバナ 10月は毒のあるいきものをご紹介しようと思います。第一弾はヒガンバナです。 ヒガンバナは「曼殊沙華」とも呼ばれ(リコリスとも呼ばれます)秋を感じるお彼岸のころにあちこちで群生で咲いているのに遭遇しますね。「もう秋だなぁ」とか「ここにこんなにヒガンバナが咲くんだ」なんて思いながら見たりしますね。 花の形も美しいこのヒガンバナは種は作らず、球根を増やして増えていきます。その球根に強い毒がある有毒植物なんです。モグラなどの害獣対策として、田んぼのあぜに植えられることもあったようです。危険ですので、見て楽しむだけにしましょうね。