シメコロシノキ【ちょっとコワイシリーズ】

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/絞め殺しの木

3月は「ちょっとコワイ」生き物の特集です。
第一弾はシメコロシノキです。

ものすごいインパクトのある名前ですね。
おだやかじゃないなぁ・・・汗

実は、イチジクの仲間など
いくつかのツル植物の俗称なんです。
もちろん、名の通り、
宿主植物に巻き付いて
しめころしてしまうという
特徴を持った植物です。
これは、太陽の光を取り合う
熱帯雨林で生きるための特性だそうです。
ものすごい進化の仕方ですね。

ショクダイオオコンニャク【大きいシリーズ】

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ショクダイオオコンニャク

2月は「大きい」生き物の特集です。
第四弾はショクダイオオコンニャクです。

インドネシアやスマトラ島の
熱帯雨林に生息している
ショクダイオオコンニャク。
調べると、謎が深まるばかり・・・。

サトイモ科コンニャク属の植物
とのことですが、
花がでかすぎる・・・
1.5メートルとも言われる花は
周期はなく、
何年かけて咲かせるようです。
(このサイズの花では、体力?
 を使い果たしてしまいそうですね)
そして、虫をおびきよせる「匂い」は
人間にとっては「悪臭」だそうです。
しかもしかも、
中心にそびえるものは、匂いを
より遠くに届けるため、発熱するそうです。

きっと、必要があってこのように
進化したのだと思いますが、
それにしてもすごいですね。

リュウケツジュ【辰年シリーズ】

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/リュウケツジュ

24年1月は今年の干支、辰年にちなんで
名前に「ドラゴン」がつく生き物の特集です。

第三弾は以前にご紹介した
「リュウケツジュ」です。

リュウケツジュは「竜血樹」と書きます。
カナリア諸島やマデイラ諸島などに
生息しています。
成長すると20メートルほどになる大木です。

名前の由来ですが、
この木の樹液は空気に触れると
赤くなるそうです。
なので、木の幹に傷をつけると
まるで血が出るように見えるというわけです。

その樹液は、薬や染料として
使われていた時代もあり
木は大事にされているようです。

ヒガンバナ【毒のあるいきものシリーズ】

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ヒガンバナ

10月は毒のあるいきものを
ご紹介しようと思います。
第一弾はヒガンバナです。

ヒガンバナは「曼殊沙華」とも呼ばれ
(リコリスとも呼ばれます)
秋を感じるお彼岸のころに
あちこちで群生で咲いているのに
遭遇しますね。
「もう秋だなぁ」とか
「ここにこんなにヒガンバナが咲くんだ」なんて
思いながら見たりしますね。

花の形も美しいこのヒガンバナは
種は作らず、球根を増やして増えていきます。
その球根に強い毒がある有毒植物なんです。
モグラなどの害獣対策として、
田んぼのあぜに植えられることもあったようです。
危険ですので、見て楽しむだけにしましょうね。

ガラナ【赤いいきものシリーズ】

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ガラナ

赤いいきものシリーズ第三弾はガラナです。

写真が・・・ちょっとギョッとしますよね。
ビックリな感じですみません。

ガラナはつる植物で、アマゾン川流域が原産地です。
成長すると赤い殻で覆われた実をつけ
中には白色の果実と黒い種があり、
熟すと目のように見えてしまいます。
(写真は、実が弾けて種が見えている状態)
なかなか驚きの見た目ですね・・・

見た目はこわいぐらいですが、
健康飲料として利用されています。
北海道では一般的に売られているようです。

ラフレシア【赤いいきものシリーズ】

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ラフレシア

世界最大の花を咲かせることで有名な
ラフレシア(ラフレシア属の植物)は、
東南アジアの島やマレー半島に生息します。
直径は90センチほどにもなるそうです。

この植物、寄生植物なので
葉っぱや根がないのです。
そして、においが強烈だそうです。
腐敗臭のような
強烈な匂いを放つそうです。
1週間ほど咲いた後は
すぐに腐ってしまうそうです。
(腐る前からにおいは・・・・汗)

ツチアケビ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ツチアケビ

アケビと名前についていますが、
アケビの仲間ではなく、
ランの仲間で、黄色い、ランらしい?
花を咲かせます。

写真はツチアケビの実です。
赤が印象的ですね。
地面から直接生えて、葉はないそうです。
葉がないので光合成はしません。
栄養は、菌から得ています。

臭いが強く、苦みもあるため
食用には向いていないようですが
薬用酒などに使われるようです。
森林でこの赤は目立つでしょうね。

ヒカリゴケ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ヒカリゴケ

北半球に分布しているヒカリゴケ、
日本では北海道と、
本州の中部地方以北の
洞窟や岩陰、倒木の陰などの
暗く湿った場所にいます。
(ん?います?で合ってる?)

他に仲間はおらず、
非常に珍しく貴重なコケです。
光って見えますが、
発光しているのではなく、
少しの光でも反射するので、
光るように見えるのです。
群馬県の鬼押出し園などで
見ることができます。

※番外編
 今日、とある山の中で
 カエンタケを見ました。
 毒性の強い危険なものですので
 絶対に触らないでくださいね!
 https://ikimono.bebetch.net/?p=2008

ヘクソカズラ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ヘクソカズラ

夏を中心に(ちょうど今時期ですね)
真ん中が赤で白色の小さな花を
たくさん咲かせるこの植物、
「早乙女花」など、かわいらしい名前で
呼ばれることもあるのですが、
広くは「ヘクソカズラ」と呼ばれています。
漢字にすると・・・屁糞葛。
元々は「屁臭」だったようで、
もう、こんなに変なお名前、あり!?
という気もします。

この名前の由来ですが、どうも
葉をつぶしたりすると
とっても臭いそうなんです。
(そういえば触ったことはなかったな・・)
花はかわいいんですけどねぇ・・・。汗

ハンカチノキ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ハンカチノキ

ハンカチノキは、中国南西部の標高
二千メートル付近の山地に自生しています。
「生きた化石」と呼ばれ、一属一種の
大変珍しい植物です。

ハンカチノキは名前の通り、
ハンカチのような白い「花」をつけます。
その形状から「幽霊の木」とか「鳩の木」と
呼ばれることもあります。

ハンカチノキの葉からの香りは独特で、
ガス漏れのにおいとか、臭いとか言われ
切られてしまうこともあるほどです。
見た目が可憐なだけになんだか残念・・・