ライオンゴロシ

写真出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/ライオンゴロシ

ライオンゴロシ?しかも植物?
ずいぶんとおっかない名前ですが
カラハリ砂漠に住む住民にとっては
病気やけがの怪我の治療に使われる
医薬草だそうです。
てっきり猛毒の植物かと思ったのですが
そうではないわけです。

写真は果実なのですが
ご覧のとおりトゲットゲで
大きさは12センチほど。
ではどのように
ライオンを苦しめるのかというと
口に絡みつくと痛さのあまり
食事ができずに餓死してしまうとのこと。
人間であればどうにでも
取りようがありそうですが
少々かわいそうな気もしますね。

ヒスイカズラ

写真出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/ヒスイカズラ

前回、唯一の青い実を紹介しましたが
今回はきれいな青い花、
ヒスイカズラを紹介します。

フィリピンやマレー半島などに
生息しているヒスイカズラ。
名前の通り、花は美しい翡翠色です。
これがたくさん咲いていたら
さぞきれいでしょうね。

このヒスイカズラの受粉は
なんと、オオコウモリが行うそうです。
ちなみに花言葉は「私を忘れないで」。
そりゃ、こんなに美しい花を見たら
忘れませんよね。

ブルークォンドン

写真出典:https://en.wikipedia.org/wiki/Elaeocarpus_angustifolius

オーストラリアや東南アジアでは、
写真のような青い実をつける植物があります。
呼び名はいくつかあります。

特徴は、写真のように
青い実をつけること。
青い実?ほかにもありそう。
珍しいのかな と
思ってしまいがちですが
青に近い紫などはありますが
本当の青の実はほかにありません。
しかもですよ、青い色素がない!
どどどどうして?と調べてみると・・・
非常に高尚なご説明でうまくまとめられず
(つまりよくわからない)恐縮ですが
原理としては、クジャクの羽根が
青緑の光沢を放つのと同じだそうです。
(解釈間違えてるかも・・・。
  なんかしっくりこない)

唯一の青い実 とのことで
かなり変わった植物です。

死者の指(マメザヤタケ)

写真出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/マメザヤタケ

ええと・・・。
日本各地を含む世界中に分布してて、
極めてふつうに見られるとあります。
極めてふつう・・・・・
自分は登山をしますが、注意力が
足りないのか・・・
極めてふつうに見た思い出が
なかなかないような・・・。

マメザヤタケという名前もありますが
見た目は「死者の指」がなんだか
似合いますね。(?失礼かな)
そして、食べるには適していないこと。
ここはほっとするところです。
もしこれが美味しかったら
食べるのに少々の勇気が
必要ではないかと。汗

ユキモチソウ

写真出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/ユキモチソウ

見るからに中央に
もっちもちのお餅のような
ものが見えますね。
ユキモチソウは、
日本の本州の一部や、
四国などの限られた場所に
生息している貴重な植物です。
実は、環境省の絶滅危惧II類に
指定されています。

花の見ごろは春ですが
むやみに採ったりせず
見るだけにしましょうね。

ニオイバンマツリ

写真出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/ニオイバンマツリ

日本でも観賞用に栽培される
ニオイバンマツリ。
漢字では、匂蕃茉莉、
別名はブルンフェルシアです。

色が大変きれいですが、
この色、実は徐々に変化するのです。
濃い紫色から薄い紫色、
2日ほど経つと白い花になるそうです。
1本の木に様々な色の花が咲いているように
見えるのはなかなか美しいです。

美しいニオイバンマツリですが
実は毒があります。
お散歩中にペットが誤って食べて
しまわないよう、お気を付けください。

ネナシカズラ

写真出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/ネナシカズラ属

世界中の温帯から熱帯に分布する
ネナシカズラ。
植物ですが、名の通り根がありません。
他の植物に寄生して生きます。
根がないと書きましたが、
発芽は地表で、その時は根があります。
数日以内に寄生する植物に
たどり着かないと、か、枯れてしまう。
(根があるのに枯れるとは・・・)
また、葉もほぼありません。
ごく小さな葉がある種もありますが、
それは葉緑素をわずかに持って
光合成をするものだそうで、
葉緑素を持たない種もあります。
植物だけど葉緑素がないのですね。

根も葉もないのは、
寄生のための進化の結果なのでしょうかね。
すごい進化です。

ケマンソウ

写真出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/ケマンソウ

4月から6月にかけて
あちらこちらで見かける
この変わった形のお花。
ケマンソウといいます。
「ケマン」という仏具に
形が似ていることから
この名前が来ています。
別名「タイツリソウ」
タイがぶらさがって
並んでいるようにも見えますね。
英語の別名で、
「bleeding heart」(血の垂れる心臓)
とも呼ばれます。
ちょっとこわい別名ですね。

可愛いお花ですが、
根茎と葉に毒があるそうです。
お庭に植える際は気を付けて!

フィンガーライム

写真出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/フィンガーライム

4~8センチの円筒形の実がなる
フィンガーライム。
果実の色は、緑や赤など。
オーストラリアなどで見られるそうです。
名前に「ライム」とありますが
見た目はあまりライムに似ていませんね。
実はこの果実、中が変わっています。
写真の赤い実がそうなのですが、
切ると、プリプリとした丸い実なのです。
別名、キャビアライムです。

食べ方は、アイスクリームに乗せたり
お好みで肉や刺身に乗せて食べても
いいようです。
甘味があまりなく、酸味と苦み、
とのことですので、
ライムと同じように
食べることができそうですね。

サンカヨウ

写真出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/サンカヨウ

今日ご紹介するのは、
ひさしぶりの植物です。

サンカヨウ(山荷葉)は、
本州の中部より北の、
山の中の湿った場所に
生息しています。
春から初夏にかけて
2センチほどの小さな
白い花を咲かせます。

変わっているのは、
この花は雨に濡れると、
花びらが透明になるのです。
乾くと白色に戻ります。
なんとも可憐な性質ですね。