メンダコ【赤いいきものシリーズ】

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/メンダコ

今までいろいろないきものを
紹介してきました。
昔に紹介したいきものも含めて、
9月は(唐突ですが)
「赤が印象的ないきもの」に
焦点をあててみたいと思います。

トップバッターはメンダコです。

スカートに目と耳(ほんとはヒレ)と
短い脚がついてる・・・
そんな見た目のメンダコは
深海に住んでいます。

深海では必要ないのかもしれませんが
メンダコは墨は吐きません。
(持ってないのです)

また、生態がまだよくわかっていない
こともあるかと思いますが、
地上での飼育は難しいようです。
そう考えると、
捕まえてしまうのはかわいそう。
でも会いたいですね。

ツチアケビ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ツチアケビ

アケビと名前についていますが、
アケビの仲間ではなく、
ランの仲間で、黄色い、ランらしい?
花を咲かせます。

写真はツチアケビの実です。
赤が印象的ですね。
地面から直接生えて、葉はないそうです。
葉がないので光合成はしません。
栄養は、菌から得ています。

臭いが強く、苦みもあるため
食用には向いていないようですが
薬用酒などに使われるようです。
森林でこの赤は目立つでしょうね。

ヤツガシラ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ヤツガシラ

ヤツガシラは、サイチョウの仲間です。
派手ないでたちなのも納得ですね。

少々名前が変わっています。
冠羽(頭の飾り羽)を広げた姿が
頭が八つあるように見えたことに
由来するようです。

ヨーロッパ南部やアフリカ、アジア、中国
などに分布していますが
実は日本でも見られることがあります。
日本に時々冬鳥として渡ってくるのです。
こんなきれいな鳥を見ることができたら
ラッキーですね。

アユカケ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/アユカケ

アユカケは別名カマキリ、アラレウオ。
カジカの仲間の日本固有の魚です。
アユカケという名前の由来は、
エラのフタ部分に付いている突起で、
泳いでいる鮎を引っかけてつかまえる
ところから来ているとのことです。

アユカケの特徴は、動かずに
じーーーーっとして獲物を待つところ。
これは石化けと呼ばれていて、
まるで石になったかのよう。
石と見間違えた魚が、
近づいてしまい、捕食されてしまいます。

メスは、産卵を終えると、
オスは、卵を外敵から守り、
孵化が終わると、一生を終えます。
命をつなぐための一生なんですね。

ヒカリゴケ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ヒカリゴケ

北半球に分布しているヒカリゴケ、
日本では北海道と、
本州の中部地方以北の
洞窟や岩陰、倒木の陰などの
暗く湿った場所にいます。
(ん?います?で合ってる?)

他に仲間はおらず、
非常に珍しく貴重なコケです。
光って見えますが、
発光しているのではなく、
少しの光でも反射するので、
光るように見えるのです。
群馬県の鬼押出し園などで
見ることができます。

※番外編
 今日、とある山の中で
 カエンタケを見ました。
 毒性の強い危険なものですので
 絶対に触らないでくださいね!
 https://ikimono.bebetch.net/?p=2008

クマバチ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/クマバチ

夏のこの時期、
山の中に入ったりすると
ブーンと迫力満点の羽音が
聞こえたりして、
思わずすくんでしまいますよね。
スズメバチやアブは
もちろん怖いですが
クマバチはどうなんだろう 
と思い、ちょっと調べてみました。

クマバチはご存じ、大型の蜂で
黒い体に黄色い毛が生えている姿が
おなじみの姿ですね。
迫力があります。

クマバチは実はおとなしい蜂です。
近づいたからといって刺される!
わけではないので、
驚かさないようにしましょう。
そしてクマバチは単独行動派。
枯れ木などにメスが穴を掘って
巣を作るそうです。

こうしてなんだかとても
かわいい生き物に思えてきます。
でも、メスだけではありますが、
ちゃんと毒針を持っていますので、
見かけたら刺激しないように
しましょう。

アカマンボウ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/アカマンボウ

色がきれいですね。
世界中の熱帯・温帯の海に広く
生息しているアカマンボウは
全長2m、体重270kgになる大型の魚です。
そして水深500mの深い海に住んでいます。
ご覧のとおり、マンボウにも似ていますが、
実はまったく別の魚で、
あのリュウグウノツカイの親戚だそうです。

アカマンボウは、
血液の温度を保つことができる
唯一の魚なんだそうです。
これは哺乳類や鳥類と
ほぼ同じ体温維持の方法になるんです。
びっくりですね・・・。

ヘクソカズラ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ヘクソカズラ

夏を中心に(ちょうど今時期ですね)
真ん中が赤で白色の小さな花を
たくさん咲かせるこの植物、
「早乙女花」など、かわいらしい名前で
呼ばれることもあるのですが、
広くは「ヘクソカズラ」と呼ばれています。
漢字にすると・・・屁糞葛。
元々は「屁臭」だったようで、
もう、こんなに変なお名前、あり!?
という気もします。

この名前の由来ですが、どうも
葉をつぶしたりすると
とっても臭いそうなんです。
(そういえば触ったことはなかったな・・)
花はかわいいんですけどねぇ・・・。汗

オオイカリナマコ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/オオイカリナマコ

インド洋、太平洋の熱帯区域に
広く分布います。
日本では与論島以南の南西諸島に
生息しています。

名前の由来は、
まず、
めちゃくちゃでかいです。
なんと3メートル。
ナマコってそんなに大きくなるの!?
って感じです。
そして、
皮膚の下にある小さな骨片が
錨(いかり)の形だそうです。
ちなみに
3メートルというのは、
水を吸った状態のときで、
水を吐き出すと30センチぐらいに
なってしまうそうです。
ほとんど水 ってことですかね。汗

ウマヅラコウモリ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ウマヅラコウモリ

ウマヅラコウモリはアフリカ北西部に住む
オオコウモリの仲間です。
名前の由来は、もう見たままですね。
ツラがウマに似ているからです・・・。

調べていくなかで、写真も見たのですが
掲載は絵でよかったかもしれません。
なかなか衝撃的なご面相です。(=コワイ)
そして体長は30センチほどと、
結構大きいです。
(顔自体も大きいのでやっぱりコワイ)
そして鳴き声は「ブーブー」。
馬なのに・・・汗

顔はこわいですが、
食べ物は、果物です。
果実は食べず、果汁だけ。
(果肉は吐き出すそうです)
お食事はセレブですね。