ヤドリギ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ヤドリギ

冬になると見かける、枝にくっついた
マリモみたいなポンポン状のもの・・・
ヤドリギは宿木とも寄生木とも書かれる、
不思議な生き物です。
冬に気づくことが多いのは、
落葉樹にくっついている
常緑樹のヤドリギが、
落葉後に目立つからのようです。
(夏でももちろんいる・・・
 そういえば気づかないです)

ヨーロッパでは神聖なる木、
幸福を呼ぶ木とされています。

さて、そんなヤドリギですが、
どうやって高い場所に生えることが
できているか ですが、
実は実に(←じつは、みに です)
特徴があります。
実は粘着性のものに覆われていて、
その実を食べた鳥がポトンと出すときに、
すんなり出てくれなくて
お尻を木にスリスリしたりするそうです。
それで木の枝などに種が残る・・・
そうです。
ヤドリギの種まき戦術、おそるべしです。

コアリクイ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ミナミコアリクイ

アルゼンチン北部、ウルグアイ北部、
エクアドルなどなど、南アメリカに生息しています。
歩くときは、前足の爪が長いため、
手の甲を地面に付けて歩くそうです。

このコアリクイはなんといっても
威嚇のポーズがユニーク。
ちょうど写真のようなポーズですが、
尻尾と後ろ足を支えにして仁王立ちになって、
前足を広げて威嚇ポーズを取ります。
ものすごい内股でもうなんとも可愛い・・・
全然怖くない威嚇ポーズです。

ムツゴロウ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ムツゴロウ

日本では、有明海と八代海の
干潟に生息しています。
大きさは15センチぐらい。
泥の中に巣穴を掘って暮らします。

移動は、胸びれで這ったり、
全身で飛び跳ねたり。
魚の仲間ではありますが、
口で呼吸ができるため
陸上生活ができるのですが、
皮膚が乾いてはいけないので、
時々転がって体を濡らします。

魚の中には、泳ぎ続けていないと
生きていけない種類もいますが
このムツゴロウのように、
水から出ていても大丈夫な種類もいますね。
呼吸方法が違うと、生活圏も変わって、
すごいですね。

コダカラベンケイソウ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/コダカラベンケイ

日本では、「子宝草」、「子宝弁慶草」と
呼ばれるこの植物は、
原産はマダガスカルです。
葉っぱに厚みがあって、
多肉植物の仲間です。
オレンジ色の花も咲きますが、
花のことを忘れてしまうくらいの
特徴があります。

名の通り、子供の株が葉の縁に
たくさんできて増えていくのです。
それぞれの子供は
親と同じ遺伝子を持っていますので
「クローンコエ」とも呼ばれるそうです。

現物を見たことがありますが、
本当にたくさんの子供が次々に出てきて
そのままにしておくと、
ぽろぽろ落ちてしまいます。
落ちた子をほっとけない・・・
そんな気持ちになります。

ルリボシカミキリ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ルリボシカミキリ

ルリボシカミキリは日本の固有種です。
体の色には個体差があり、
エメラルドグリーンから鮮やかな水色など、
いずれもとても綺麗な色をしています。
鮮やかな青に黒い斑点があり、
触覚にも青と黒のしま模様がありますね。
なんとも言えない美しさです。

この美しい瑠璃色は、なんと、
死んでしまうと赤褐色に変色してしまうのです。
つまり、標本などで見るときは、
綺麗な青色ではなくなってしまっているわけです。
絶滅危惧種でもあるルリボシカミキリ、
さらに希少価値が高まりますね・・・。

コンゴウフグ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/コンゴウフグ

コンゴウフグは、太平洋西部やインド洋に
生息するハコフグの仲間です。
黄色い体に白の水玉模様がかわいいですね。
幼魚のときはほんとにキュートです。
フグの仲間の中では
個人的に特にお気に入りです。

頭と尻の辺りにあるトゲが特徴です。
そのトゲは、名前の由来になっていて、
トゲが金剛杵という法具に似ていることが
由来です。

このトゲ、成長とともに伸びます。
ここまでは普通なのですが、
年老いていくと、なんと縮みます。
伸び続けるというのはよくあることですが
縮むというのはあまりないですね。

マツカサウオ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/マツカサウオ

北海道以南の太平洋、日本海沿岸、
東シナ海などのやや深い岩礁地域に
生息するマツカサウオ。
15センチほどの小さな魚です。

鱗が堅いのが特徴ですが
これがかなり堅いようで、
英語では「Armor fish」と
呼ばれるほどです。
この小さな魚にはもうひとつ
特徴があります。
あごの下に発光器があり、
薄い緑色に光ります。

動きがゆっくりでかわいいそうです。
水族館見かけたらぜひ
観察してみてください。。

ハリモグラ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ハリモグラ

ハリモグラは、インドネシアや
オーストラリアに住んでいます。
体の大きさは30センチ~45センチほどで、
アリやシロアリを食べます。
名前のとおり、体はトゲトゲに
覆われています。
このトゲは、体毛が変化したもので、
1年に1回生え変わるそうです。
驚くと体を丸めたり、
トゲを逆立てたりして、
防御態勢になります。

穴も掘りますが、木登りもできるという
ハリモグラは、
哺乳類なのですが卵を産むそうです。

名前にモグラとありますが、
知れば知るほど
日本人がイメージするいわゆる
「モグラ」とは
ずいぶん違った生き物なのです・・・。

アカハライモリ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/アカハライモリ

アカハライモリ(ニホンイモリ)は、
本州、四国、九州とその周囲の島に生息している
日本固有の生き物です。

体の大きさは10センチぐらいで、
名前のとおり、おなかにまだら状の赤い模様があります。
これは、敵に対しての警戒色で、毒を持っています。
外部から刺激があると、この赤いおなかを見せるそうです。

このアカハライモリのすごいところは、
体の再生力が高いところです。
自分で尻尾を切り離すトカゲは、骨までは再生しないそうですが
アカハライモリはたとえ尻尾や指を失ったとしても
骨まで再生することができるのです。

小さく、一見弱いように見える生き物が
人間ではまねができない強さを持っている・・・
すごいですね。

トビウオ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/トビウオ

太平洋、インド洋、大西洋の亜熱帯から
温帯の海に生息するトビウオは
日本近海でも見られる魚です。

きれいな青色に、まるで飛行機のような形。
魚でありながら飛ぶのに適した形の、不思議な魚ですね。

空中滑空時の速度は50-70km/h、
風上に向って、海面の上約2mを、
100〜300m飛びます。
それだけでも十分驚きですが、
滑空中に急ブレーキや
空中で方向転換もできるそうです。
それでも魚なんですよね。
本当に不思議です。