シャコ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/シャコ

シャコ・・・小樽のシャコはおいしい・・・
(生き物紹介で食材目線のコメントはNGですね。スミマセン)

こうしてみると、下半身は
エビに似ていますが
上半身はカマキリのような、
宇宙人のような。
このシャコは、ある意味
宇宙人レベルの不思議な力の
持ち主かもしれません。
(クマムシもしかり)
シャコのパンチは想像を絶するパワーで、
衝撃波で魚が失神したりします。
(水槽のガラスに注意 という
 話も。すごすぎる・・・)
さらに特徴的な目にもすさまじい
能力が備わっています。
光に敏感な特殊な視覚細胞を
持っており、
円偏光(えんへんこう)という光を
見ることができる、唯一の生物だと
考えられているそうです。
シャコにしか見えないものが
見える・・・すごすぎです。

クリオネ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/クリオネ

流氷の妖精、氷の天使と呼ばれるクリオネは、
北海道沿岸など、冷たい海に
住んでいる貝の仲間です。
透明な体、呼び名のとおり、
まるで天使のような姿は
とっても愛らしいですが、
大人になると肉食。
頭部から(頭部!?)
6本の触手(6本!!)
を出して、獲物を抱え込み、
養分を吸うそうです。
とても想像ができませんね。

2017年に富山湾で新種が見つかっているようです。
国内で新種とは!ワクワクしますね。

 

ノコギリエイ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ノコギリエイ

この長い鼻?顔?の持ち主は、
インド洋や太平洋の暖かい地域に生息する
ノコギリエイさんです。

ノコギリザメとよく似ていますが違う種類です。
名前の由来にもなっている特徴的な吻(ふん)ですが、
ブンブン振り回して小魚を気絶させたりケガをさせてから食べるようです。
赤ちゃんが生まれてくるときは、お母さんを傷つけないよう、
吻はやわらかい膜で覆われた状態で出てくるそうです。
おなかの中で振り回されたら大変ですもんね。



イッカク

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/イッカク

伝説の生き物のような神々しい長くまっすぐな角を持ったイッカクは ハクジラの仲間で北極海に住んでいます。 角の正体はなんと歯。オスに生えます。 左巻きにどんどん伸びて2メートル超えるそうです。 この角、というか牙?の役割ですが、 獲物を叩いて捕えたり、 空中にかかげて温度や気圧の変化を感じる 感覚器官の役割もあるようです。 10頭ぐらいの群れでいるそうです。 これだけ長い角があると、 仲間に当たってしまいそうですね・・・。


タコノマクラ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/タコノマクラ  (大阪市立自然史博物館展示品)

なんとも風流というか変わった名前のこの生き物。
タコノマクラはウニの仲間です。
棘が短くなってちょっと平たくなった、というかんじです。
花柄がなんともキュートですよね。
房総半島以南の15mから30mの岩礁付近の砂底に住み、
砂の中の有機物を食べて生きています。
吸盤機能付きの足を裏側に持っていて、ウニと同じように移動します。
棘が短い理由は、敵から身を守るために砂に潜るためとのこと。
同じ身を守るために、棘を伸ばす、棘を短くする・・・
まったく逆の進化をするなんて、なんだかすごいですよね。

メガマウス

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/メガマウス

幻のサメと呼ばれるほど、目撃例が少なく、
数年に一度程度のペースで見つかっているこのサメは
太平洋やインド洋など、熱帯から温帯の水深200メートル 付近の
やや浅い深海に生息しています。
プランクトンを主食としていて、歯はとっても小さいです。
口の内側は光が当たると銀色に光るんだそうです。
すごい技を持っていますね。

見つかる数も少なく、まだわからないことが多いです。
いつか水族館などで生きたメガマウスに会いたいですね!

オウムガイ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/オウムガイ

アンモナイト・・・?と誰もが思ってしまう、古代のロマンを感じるオウムガイ。
南太平洋やオーストラリア近海に生息しています。
変わった目をしていますが、レンズの構造はないため、視力は良くないようです。
タコやイカのような漏斗を使って進むのですが、
ちょっと手の数が多い・・・90本ほどもあるのです。(ちょっとじゃないか!!)

死んだ魚介類などを食べるオウムガイはとっても長生き。
数十年から20年近く生きるそうです。
シマシマの貝、帽子の奥からするどい目が・・・
(勝手に帽子という表現にしました)
一度見たら忘れられないですね。

ラブカ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ラブカ

普段想像するサメとはかなり姿が違いますが
歯を見ると・・・やっぱりサメだな、という感じのラブカ。
太平洋、大西洋と広い範囲に生息していますが、
深海のサメで「生きる化石」と呼ばれています。
食用として捕られることもなく、人目に触れることも少なく、
なかなかその生態を調べる機会も少ないようです。
口もめちゃくちゃ大きく開き、狂暴そうなウナギ?という見た目ですね。

卵胎生といって、おなかの中で卵を孵化させて、産むときはサメの赤ちゃんを産みます。

サメ、奥深い・・・。

ダルマザメ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ダルマザメ

深海に住むこのサメは50センチ~60センチの小さな種類です。
とても小さいですが食事の仕方が豪快でこわすぎです。
相手の大きさは関係なし。がぶっと噛みついてそのまま丸くかじり取ってしまうのです。
英語名は「クッキーカッターシャーク」。
名の通り、相手の体に丸い傷を残すわけです。
小さいけどやっぱりサメなのですね・・・。

ウミグモ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ウミグモ綱

どちらが頭でどちらがお尻かわからない・・・
そんな、見た目も不思議なウミグモですが、
体の構造もかなり不思議です。
見ておわかりのとおり、我々が内臓(消化器官)を収めている
胴体に当たる部分があまりに細くて、
足の中に収めているそうです。

おとなしく、人間には無害ですが、まだわからないことも多いそうです。

先祖は五億年前のカンブリア紀から存在しているとのことですので
人類の大先輩ですね。