オビクラゲ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/オビクラゲ

写真で確認しづらいかもしれませんが
真ん中に透明の帯のようなものが
わかるでしょうか。
これがオビクラゲです。

丸い傘に長い触手が出ている、
いわゆる「くらげ」とは
少々形が違いますが、
口・胃・触手など、ちゃんとあります。
カイアシ類やその他の小型甲殻類を
食べます。
大きさは1メートル、
最大で 1.5メートルほどにも
なるそうです。
なかなかの大きさですね。

その形から『ヴィーナスの飾り帯』の
別名もあるそうです。
泳ぐ(泳ぐであってるかな)姿も
優美というところからのようです。
実際に見たらきれいなんだろうなぁ・・・。

オオグンカンドリ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/オオグンカンドリ

 

全世界の熱帯・亜熱帯に広く分布する
グンカンドリの一種です。
日本にもまれに迷い鳥として飛来しますが、
基本的には日本では見られない鳥です。

翼を広げると2メートル以上になる大型の
海鳥ですが、大きさの割りに体重が軽く、
数百キロもの距離を飛ぶことが
できてしまうそうです。
また、途中で地上に降りることなく
2ヶ月以上にわたって飛び続けることが
できるそうで、
ものすごい能力を持った鳥です。

オスは見た目に特徴があって、
喉に赤い袋を持っています。
繁殖期に求愛行動としてこの喉袋を
膨らませてメスにアピールします。

エサの採り方ですが、
変わった方法を取ります。
カツオドリ類やアジサシ類などの
魚食性の海鳥を追いかけまわして、
餌を吐き出させたり落とさせたりして、
その餌を奪ったりするそうです。
なかなかすごい方法ですね・・・

ヤドカリ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ヤドカリ

ヤドカリは、エビやカニの仲間です。
巻貝の中に入っている様子は、
エビはカニとは姿がかなり違いますね。

ヤドカリは名前のとおり、自前の貝ではなく
中身がなくなった巻貝に入っています。
ヤドカリはおなかの部分が柔らかいため
貝に入っていないと命に係わるわけです。
そして、成長とともに貝のお引越しをします。

ヤドカリは、イソギンチャクと共生します。
ヤドカリがイソギンチャクを見つけると
移し替える場合もありますが
自分からヤドカリの殻に住み着く
イソギンチャクもいるそうです。
この共生で、イソギンチャクは移動ができるし、
ヤドカリは天敵から身を守ることができます。
すばらしい共生ですね。

シュモクザメ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/シュモクザメ

頭部が左右に張り出している、
ほかのサメとはあきらかに
違う形のシュモクザメ、
大群で及ぶ様子をテレビで
見られたこともあるかと思います。
世界中の暖かい海に生息しています。

名前の由来は、鐘などを打つ
丁字形の撞木(しゅもく)の形から。
英語では、「ハンマーヘッドシャーク」と
呼ばれます。見たまんまですね。

左右に先端に目と鼻があり、
張り出た部分には微弱な電気を
感知する器官があり、
シュモクザメは特にこの器官が
発達しているそうです。

目が左右に離れたことで、
実は真正面は死角になってしまっています。
頭部を左右に振って正面を見ていると
いわれています。
正面が死角っていうのも
いろいろ不便そうですね・・・。

スベスベマンジュウガニ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/スベスベマンジュウガニ

5センチほどの小さな
スベスベマンジュウガニは
インド洋や西太平洋、
日本では沖縄から千葉あたりまでの
岩場に生息しています。

なんともかわいい名前ですが、
名前のとおり
丸みのある体でなめらかな体です。

名前に「マンジュウ」が入っていますが、
このカニは食べられません。
毒を持っているのです。
フグと同じ成分の毒などを持っているので
決して「うまそうだな~」なんて
思わないでくださいね・・・・

ムツゴロウ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ムツゴロウ

日本では、有明海と八代海の
干潟に生息しています。
大きさは15センチぐらい。
泥の中に巣穴を掘って暮らします。

移動は、胸びれで這ったり、
全身で飛び跳ねたり。
魚の仲間ではありますが、
口で呼吸ができるため
陸上生活ができるのですが、
皮膚が乾いてはいけないので、
時々転がって体を濡らします。

魚の中には、泳ぎ続けていないと
生きていけない種類もいますが
このムツゴロウのように、
水から出ていても大丈夫な種類もいますね。
呼吸方法が違うと、生活圏も変わって、
すごいですね。

コンゴウフグ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/コンゴウフグ

コンゴウフグは、太平洋西部やインド洋に
生息するハコフグの仲間です。
黄色い体に白の水玉模様がかわいいですね。
幼魚のときはほんとにキュートです。
フグの仲間の中では
個人的に特にお気に入りです。

頭と尻の辺りにあるトゲが特徴です。
そのトゲは、名前の由来になっていて、
トゲが金剛杵という法具に似ていることが
由来です。

このトゲ、成長とともに伸びます。
ここまでは普通なのですが、
年老いていくと、なんと縮みます。
伸び続けるというのはよくあることですが
縮むというのはあまりないですね。

マツカサウオ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/マツカサウオ

北海道以南の太平洋、日本海沿岸、
東シナ海などのやや深い岩礁地域に
生息するマツカサウオ。
15センチほどの小さな魚です。

鱗が堅いのが特徴ですが
これがかなり堅いようで、
英語では「Armor fish」と
呼ばれるほどです。
この小さな魚にはもうひとつ
特徴があります。
あごの下に発光器があり、
薄い緑色に光ります。

動きがゆっくりでかわいいそうです。
水族館見かけたらぜひ
観察してみてください。。

トビウオ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/トビウオ

太平洋、インド洋、大西洋の亜熱帯から
温帯の海に生息するトビウオは
日本近海でも見られる魚です。

きれいな青色に、まるで飛行機のような形。
魚でありながら飛ぶのに適した形の、不思議な魚ですね。

空中滑空時の速度は50-70km/h、
風上に向って、海面の上約2mを、
100〜300m飛びます。
それだけでも十分驚きですが、
滑空中に急ブレーキや
空中で方向転換もできるそうです。
それでも魚なんですよね。
本当に不思議です。

ウミケムシ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ウミケムシ

日本の本州中部以南、太平洋南西部、
インド洋に生息する
ゴカイの仲間であるウミケムシです。
なかなかきれいな姿をしていますね。

食べ物は主にゴカイとのこと。
つまり共食い・・・
そして、釣りをするときに
ゴカイをえさにすることもあるかと思います。
ということで、釣りのときに
このウミケムシが釣れてしまうこともあるようです。

もしこのウミケムシに出会っても、
触らないでください。
この人は毒をお持ちなのです。
注意注意です・・・。