ユウレイオニアンコウ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ユウレイオニアンコウ

ユウレイオニアンコウは詳しい生態は
まだあまりよくわかっていませんが
熱帯および亜熱帯地域の
深海域に住んでいます。

アンコウと聞くと、なんとなく
茶色くて口が大きくて平たいアンコウを
イメージしてしまいそうですが
ユウレイオニアンコウは
色素がなくて、半透明の体です。
発光器があって、それをおとりにして
獲物を引き付けてとらえます。

深海のアンコウあるあるですが、
オスは小さくて、メスが大きく、
オスはメスのお腹に噛みつき、
一生そのまま、寄生する形で
子どもを残す役目を終えると
そのまま同化してしまいます。
真っ暗な深海で出会うことが非常に
難しい中で、子孫を残すすごい技です。

ハンカチノキ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ハンカチノキ

ハンカチノキは、中国南西部の標高
二千メートル付近の山地に自生しています。
「生きた化石」と呼ばれ、一属一種の
大変珍しい植物です。

ハンカチノキは名前の通り、
ハンカチのような白い「花」をつけます。
その形状から「幽霊の木」とか「鳩の木」と
呼ばれることもあります。

ハンカチノキの葉からの香りは独特で、
ガス漏れのにおいとか、臭いとか言われ
切られてしまうこともあるほどです。
見た目が可憐なだけになんだか残念・・・

ホシベニカミキリ

※写真はフォロワーさんから
 送っていただいたものを
 使わせていただきました。m(__)m

朱色の体に長い触角。
黒い微毛による小さな黒紋が
羽根の上に不規則にある、
ホシベニカミキリは
体長18~26mm。
本州、四国、九州、対馬、屋久島の
森林などに住んでいます。
ちょうど今時期の5月から8月あたりに
見ることができます。
(と言っても見たことないな・・・汗)

成虫になると、クスノキなどに集まり
若い茎をかじります。
おかげで上部が枯れてしまったり
するようです。

ブラシノキ

真っ赤な花が目を引くブラシノキは
オーストラリアからニューカレドニアに
分布する常緑性花木です。

名前のとおり、見たままのブラシノキの
最大の特徴は花の姿ですね。
ビンを洗うためのブラシそっくりの姿です。
英語でボトルブラッシュ(Bottlebrush)
とも呼ばれます。
和名はキンポウジュ(金宝樹)です。
おしべの先端が金の粉のように見える
ことからこの和名のようです。

名前のかわいさと姿のかわいさで
ご紹介しました。

リュウケツジュ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/リュウケツジュ

写真からもインパクトのある木だなと
伝わりますが、
名前のインパクトがすごいですね。

「竜血樹」とよばれる木は、
カナリア諸島、マデイラ諸島など、
およびモロッコの一部に生息している
ドラセナ属の木を指し、
1本の木を指す名前ではないようです。

幹を傷つけると、流血しているかのように
赤い樹液が出ます。
この樹液が固まって赤い固形物質と
なったものは、「竜血」と呼ばれて
薬品や染料などにされています。
(これが名前の由来とされています)
樹液が赤い理由は、
赤色のアントシアニン化合物が
含まれているからです。

木を切ったらのこぎりが赤くなるのは
ちょっと想像すると怖いですね
(ホラー的・・・汗)

シギウナギ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/シギウナギ

普段見ているウナギとは
だいぶ(特に頭部)が違いますね。
シギウナギは、
シギのくちばしのように細長く伸びた
上下の顎からこの名前になっています。

深海魚の一種で、
世界中の温暖な海の深海に住んでいます。
細長い顎をエビなどの甲殻類の
触覚にひっかけ、食べます。
絵のように、
両顎が外へ反り返ってしまうので
嚙合わせることはできないようです。
歯はなく、鱗もなく、
背骨の数がメチャクチャ多い
(仲間のウナギの3倍以上!)
などなど、不思議な点が多い生き物です。

ミクロヒメカメレオン

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ミクロヒメカメレオン

マダガスカル沿岸に生息している
ミクロヒメカメレオン、
2022年までは世界最小の爬虫類でした。
 ※さらに小さい「ナノヒメカメレオン」が
  見つかったそうです
頭が大きくてなんだかかわいいですね。

日中は腐葉土の中にいて、
落ち葉や腐葉土の間を歩いて
食べるものを探します。

カメレオンというと、
樹の上で生活するイメージですが、
ミクロヒメカメレオンは地表で生活します。
夜は枝を10センチぐらい登って
睡眠を取るそうです。
10センチ・・・やっぱりかわいいですね。

ナンジャモンジャの木

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ナンジャモンジャ

今回はナンジャモンジャの木です。
ヒトツバタゴの木の別名と言われていますが
ヒトツバタゴに限らず、
名前のわからない木を
「ナンジャモンジャの木」と
言ったりするようです。
 ※水戸黄門が「この木はなんじゃ」と
  聞いたところ、
  よく聞き取れなかった人から
  「なんじゃもんじゃ」と返答され、
  それを木の名前だと勘違いして
  広まったという説もあります。
あんにゃもんにゃという名前も
あるそうです。

なんだかややこしくなってきましたが、
ナンジャモンジャの木 と
言われることが多い(?)
ヒトツバタゴについてです。
(写真もヒトツバタゴです)

モクセイの仲間で、5月頃に
小さい白い花をたくさん咲かせます。
ちょうど今時期でしょうか。

変わっているのは分布です。
日本では対馬、岐阜県の東濃地方、
愛知県の木曽川流域にピンポイントで
分布しているのです。
日本では希少な木として
岐阜県では絶滅危惧Ⅱ類に
指定されているそうです。

オビクラゲ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/オビクラゲ

写真で確認しづらいかもしれませんが
真ん中に透明の帯のようなものが
わかるでしょうか。
これがオビクラゲです。

丸い傘に長い触手が出ている、
いわゆる「くらげ」とは
少々形が違いますが、
口・胃・触手など、ちゃんとあります。
カイアシ類やその他の小型甲殻類を
食べます。
大きさは1メートル、
最大で 1.5メートルほどにも
なるそうです。
なかなかの大きさですね。

その形から『ヴィーナスの飾り帯』の
別名もあるそうです。
泳ぐ(泳ぐであってるかな)姿も
優美というところからのようです。
実際に見たらきれいなんだろうなぁ・・・。

キノボリカンガルー

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/キノボリカンガルー属

キノボリカンガルーは名前の通り、
木に登って木の上で暮らすカンガルーです。
 ※カンガルーの祖先は元々
  木の上で生活をしていたそうです!
パプアニューギニア、オーストラリアに生息しています。
長い尻尾が特徴ですね。

主食は木の葉や花、果物などです。
キノボリカンガルーは昼間は多くの時間を
木の上で過ごしますが
日が暮れると水を飲みに地上に降りてきます。
その際にはジャンプで移動するそうです。
(やっぱりカンガルーなんですね)
そして、メスの腹部には子どもを育てるための袋が
ちゃんとついているそうです。

アカカンガルーとは生活のしかたが
ずいぶん違っていますが、
同じカンガルーなんですね。