ヘビトンボ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ヘビトンボ

名前から、ヘビのような怖い顔をした
トンボを想像してしまいそうですが、
姿はヘビともトンボとはちょっと違います。
ヘビトンボは日本や中国やタイに
生息しています。

トンボと名がついていますが、
カゲロウの仲間です。
幼虫はきれいな川の中流から上流にいます。
さなぎになるときは、水から出て、
岸辺の石の下などでさなぎになるのですが
さなぎには大きな顎があって、
かまれたりするそうです。
成虫にも大きなあごがあり、かむことから
ヘビの名前がついたとも言われています。

さなぎがかみつくというのは
なんだか想像しづらいですが、
身を守るためなのでしょうね。

アフリカタマゴヘビ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/アフリカタマゴヘビ

名の通り、サハラ砂漠以外のアフリカ大陸と
アラビア半島の南部に生息しているアフリカタマゴヘビ。

食べ物は卵。しかも鳥の卵だけ。
写真を見ておわかりのように自分の頭より
はるかに大きな卵も飲み込んでしまいます。
そして、鳥が卵を産まない時期は、
水だけを飲んで過ごすそうです。

もう驚きです。卵しか食べないなんて・・・。

ちなみに繁殖するときは12個ぐらいの卵を産むそうです。
(食べるのは鳥の卵だけですからね・・・)

スベスベマンジュウガニ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/スベスベマンジュウガニ

5センチほどの小さな
スベスベマンジュウガニは
インド洋や西太平洋、
日本では沖縄から千葉あたりまでの
岩場に生息しています。

なんともかわいい名前ですが、
名前のとおり
丸みのある体でなめらかな体です。

名前に「マンジュウ」が入っていますが、
このカニは食べられません。
毒を持っているのです。
フグと同じ成分の毒などを持っているので
決して「うまそうだな~」なんて
思わないでくださいね・・・・

クズリ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/クズリ

小さいクマのような姿のクズリは、
イタチやカワウソの仲間です。
寒い地域を好む動物で、
アメリカ西部や、ノルウェー、
フィンランド、中国北部などに
生息していて、体長は65〜105cmほどです。

クズリはとっても怖い動物です。
食べ物の取り合いのときは、
相手が自分より大きくても、
数が多くても戦いを挑みます。
クマやオオカミが取った獲物を
奪い取ったこともあるそうです。
しかも、相手がその場から逃亡するまで
しつこく戦い続けるそうです。
小さな体で生き残るには強さも必要なのですね。

ヤドリギ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ヤドリギ

冬になると見かける、枝にくっついた
マリモみたいなポンポン状のもの・・・
ヤドリギは宿木とも寄生木とも書かれる、
不思議な生き物です。
冬に気づくことが多いのは、
落葉樹にくっついている
常緑樹のヤドリギが、
落葉後に目立つからのようです。
(夏でももちろんいる・・・
 そういえば気づかないです)

ヨーロッパでは神聖なる木、
幸福を呼ぶ木とされています。

さて、そんなヤドリギですが、
どうやって高い場所に生えることが
できているか ですが、
実は実に(←じつは、みに です)
特徴があります。
実は粘着性のものに覆われていて、
その実を食べた鳥がポトンと出すときに、
すんなり出てくれなくて
お尻を木にスリスリしたりするそうです。
それで木の枝などに種が残る・・・
そうです。
ヤドリギの種まき戦術、おそるべしです。

コアリクイ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ミナミコアリクイ

アルゼンチン北部、ウルグアイ北部、
エクアドルなどなど、南アメリカに生息しています。
歩くときは、前足の爪が長いため、
手の甲を地面に付けて歩くそうです。

このコアリクイはなんといっても
威嚇のポーズがユニーク。
ちょうど写真のようなポーズですが、
尻尾と後ろ足を支えにして仁王立ちになって、
前足を広げて威嚇ポーズを取ります。
ものすごい内股でもうなんとも可愛い・・・
全然怖くない威嚇ポーズです。

ムツゴロウ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ムツゴロウ

日本では、有明海と八代海の
干潟に生息しています。
大きさは15センチぐらい。
泥の中に巣穴を掘って暮らします。

移動は、胸びれで這ったり、
全身で飛び跳ねたり。
魚の仲間ではありますが、
口で呼吸ができるため
陸上生活ができるのですが、
皮膚が乾いてはいけないので、
時々転がって体を濡らします。

魚の中には、泳ぎ続けていないと
生きていけない種類もいますが
このムツゴロウのように、
水から出ていても大丈夫な種類もいますね。
呼吸方法が違うと、生活圏も変わって、
すごいですね。

コダカラベンケイソウ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/コダカラベンケイ

日本では、「子宝草」、「子宝弁慶草」と
呼ばれるこの植物は、
原産はマダガスカルです。
葉っぱに厚みがあって、
多肉植物の仲間です。
オレンジ色の花も咲きますが、
花のことを忘れてしまうくらいの
特徴があります。

名の通り、子供の株が葉の縁に
たくさんできて増えていくのです。
それぞれの子供は
親と同じ遺伝子を持っていますので
「クローンコエ」とも呼ばれるそうです。

現物を見たことがありますが、
本当にたくさんの子供が次々に出てきて
そのままにしておくと、
ぽろぽろ落ちてしまいます。
落ちた子をほっとけない・・・
そんな気持ちになります。

ルリボシカミキリ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ルリボシカミキリ

ルリボシカミキリは日本の固有種です。
体の色には個体差があり、
エメラルドグリーンから鮮やかな水色など、
いずれもとても綺麗な色をしています。
鮮やかな青に黒い斑点があり、
触覚にも青と黒のしま模様がありますね。
なんとも言えない美しさです。

この美しい瑠璃色は、なんと、
死んでしまうと赤褐色に変色してしまうのです。
つまり、標本などで見るときは、
綺麗な青色ではなくなってしまっているわけです。
絶滅危惧種でもあるルリボシカミキリ、
さらに希少価値が高まりますね・・・。

コンゴウフグ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/コンゴウフグ

コンゴウフグは、太平洋西部やインド洋に
生息するハコフグの仲間です。
黄色い体に白の水玉模様がかわいいですね。
幼魚のときはほんとにキュートです。
フグの仲間の中では
個人的に特にお気に入りです。

頭と尻の辺りにあるトゲが特徴です。
そのトゲは、名前の由来になっていて、
トゲが金剛杵という法具に似ていることが
由来です。

このトゲ、成長とともに伸びます。
ここまでは普通なのですが、
年老いていくと、なんと縮みます。
伸び続けるというのはよくあることですが
縮むというのはあまりないですね。