ザゼンソウ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ザゼンソウ

僧侶が座禅を組む姿に見えることから
ザゼンソウと呼ばれている、
サトイモの仲間の植物です。
山岳地の湿地に生息していて、
栃木県、山梨県、滋賀県などの湿地に
群生地があります。

ザゼンソウは形も特徴的ですが、
開花するときになんと発熱して
周囲の雪を溶かして開花するそうです。
すごい技を持っていますね。
※匂いにはご注意。素敵ではない匂いのようです。
 特に発熱の際はなかなか強烈とのこと。

ホタル

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ホタル

日本の夏のイメージの常連、ホタルは、
世界にはなんと2000種類もいるそうです。
日本のホタルは本州以南を中心に
40種ほどいるそうです。
幼虫時代は水の中にいて、
タニシなどを食べる肉食!
しかし成虫になるとせいぜい
水分を飲むぐらいだそうです。
(日本のホタルの場合は です。)
「こっちの水は甘いぞ」はここから来ているのかな・・・

ホタルの特徴はなんといっても「光る」ことですよね。
これは、暗い場所でも相手を見つけられるように
発光しているそうです。
体内に発行物質の酵素を持っていて、
酸素と結合させて光っているそうです。
(急にむずかしげになりました・・・)
そして幼虫時代も発光できるそうです。
なかなかすごいです。

ミズウオ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ミズウオ

北太平洋から、インド洋・大西洋・地中海の
水深900〜1,500mの深海に棲息する深海魚です。
結構大きくて、体長1.5〜2.5mにまで成長します。
大きい上に顔がいかつい!
目が大きく、尖って長い口先。
大きな口には鋭い牙!
見た目も怖いですが性格も怖い!
貪欲な肉食性で、自分より大きくてもお構いなし。
その大きな口と牙で、なんでも食らいついて
丸呑みにしてしまいます。
インパクト大のお魚ですね。

ちなみに、食用には向いていないようです。
水分が多すぎるんですって。
(これが名前の由来のようです)

ヘラヤガラ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ヘラヤガラ科

魚って色も形も本当にいろいろですよね。
太平洋やインド洋などの
温かい海に住むヘラヤガラも
長細い体、いろんな色で
思わず二度見してしまいそうです。

顔というか、口がむちゅーっと長く、
尾びれの部分も尻尾のような
形になっていて特徴的です。
泳ぐときも、斜めになったり
逆さになったり、
他の大きな魚に寄り添ったり
だそうです。

体の色は環境に合わせて
変わるようなので、
この体も、進化の結果得たのでしょうね。

スナメリ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/スナメリ

スナメリは、体長が160から170cm、
体重は60kgほどの小さなクジラの仲間です。
クジラの仲間としては小さいですが、
人間と同じぐらいの大きさ感ですね。
体の色は、銀白色をしています。
頭は丸く、イルカのようなくちばしや、
背びれはありません。つるんとした印象です。

中東からアジアの沿岸海域、特に
インド、中国、インドネシア、韓国、
日本の沿岸に生息します。
日本では保護の対象になっていて、
採捕することは禁止されています。
鳥羽水族館などでその姿を見ることができます。

汚染物質を体内にためやすいそうです。
スナメリを守るためには、まず
海を汚さないこと ですね・・・

アシダカグモ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/アシダカグモ

苦手な方もいると思ったので
写真はやめておきました。
(実物はなかなかかっこいいですよ)

ここで取り上げてしまいましたが、
実は変な生き物ではありません。

生息範囲は広く、日本でもあちこちで
見かけることができます。
日常見るクモの中ではかなり大きな種類
のため(20~30センチ)
遭遇するとびっくりしてしまいますが、
人間には無害。それどころか、
ゴキブリなどを捕食してくれるので
益虫と言われています。
地域によっては家の守り神とも言われます。

昔、研修で宿泊した宿の大浴場で
このアシダカグモに遭遇したことがあり、
一緒に入浴していた人たちと一斉に
「ぎゃ~~~~~~~!!」と
悲鳴・・・・
宿の人にびっくりされたことがありました。
実は良い子?なのでもし見かけたら
温かい目で見守ってあげてください。
(とは言うものの、やっぱりでかくてこわいよね)

ゴールデンライオンタマリン

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ゴールデンライオンタマリン

ブラジルにしかいない、体重900gのこの小さな小さな猿の仲間は
生息数が非常に少なく、レッドリストに分類されています。
雑食性で、数頭から10頭ほどの群れで生活しています。

ゴールデンライオンタマリンと
全然関係ありませんが、
猿を見るたびに思い出す
昔の出来事があります。
某動物園でチンパンジーの
オリの前のベンチに座っていたら、
近所の小学生が社会科見学で
やってきました。
すると、生徒の一人が
「先生~〇〇君があんなところでふざけていま~す」
と、チンパンジーの1匹を指さしました。
そばにいた〇〇君らしき少年が
「ちがいます!僕はここにいます!」と
半分泣きそうな顔で先生に訴えていました。
もうこちらは吹き出しそうでしたが、
ここで笑ったら〇〇君を傷つけると思い
笑いを堪えるのに必死でした・・・。
あの少年たちはすでに中年だろうなぁ・・・。

テングザル

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/テングザル

インパクトのある鼻を持つテングザルは、
ボルネオ島の一部だけに生息する、
絶滅危惧種です。
このような特徴的な鼻になるのは
オスだけで、メスへのアピールだと
いわれています。
鼻が大きければ大きいほどモテる
・・・らしいです。

お猿さんの仲間としては
食事も変わっていて、
木の葉を主に食べるそうです。
木の実や雑食も多い猿の中では
めずらしい。
食事の際はこの鼻が少々邪魔に
なるようで、
手で持ち上げて食べるそうです。
ちょっとかわいいですね。

タスマニアデビル

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/タスマニアデビル

ご存じ、タスマニアデビルです。
タスマニア島に生息している有袋類です。
それほど大きくありません。
中型犬ぐらいの大きさです。
しかし、名前のとおり、
怒らせてはいけない相手なのです。
肉食であごの力がとても強い
タスマニアデビルは、
非常に気性が荒く、
食事の最中に誰かが近づこうものなら
もうケンカというレベルでは
ない取り合いです。
争い中の声もものすごい。
(語彙力・・・)

タスマニアデビルは、
害獣として駆除されて
数が減ったことがありましたが、
保護されて個体数は回復しました。
しかし固有の悪性腫瘍の病気が流行し、
この病気が原因で生息数が
ふたたび減りましたが
現在は回復しつつあるようです。

受難続きのタスマニアデビルは
多摩動物公園で見ることができます。
(現在公開してるかな・・・
 ご確認の上訪れてみてください。)

オコジョ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/オコジョ

いや~、メチャクチャかわいいですよね。
オコジョは世界の寒い地域に
生息しています。
日本には、ホンドオコジョ、
エゾオコジョの2種類がいます。
夏毛は茶色、冬毛は真っ白で、
まんまるお目目、小さな耳が
キュートですね。

しかしながら・・・意外と獰猛。
肉食なのですが、
ノネズミの他、なんとなんと、
自分よりも大きなノウサギなども
襲ってしまうのです。

準絶滅危惧種のため、
ペットにすることはできません。
この美しい毛皮が狙われて
数が減ってしまったのです。
会うのは難しいとは思いますが、
これ以上数が減らないよう、
見守りたいですね。