タカラダニ(カベアナタカラダニ)

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/カベアナタカラダニ

※小さい虫が苦手な方、すみません。

ちょうど今時期、5月ごろになると、
コンクリートの上などをよく見ると
赤い虫がいっぱいいることがあります。
この虫はタカラダニ(カベアナタカラダニ)といいます。
名前の由来は、セミに赤いダニがくっついていると
宝物を抱えているように見えるというところから来たようです。

日本では北海道から沖縄まで全域に分布しています。
1980年頃より不快害虫として駆除対象にされているそうです。
食性は雑食で、花の花粉や小型の昆虫を摂食するようです。
したがって、ヒトを「刺す」ことはないですが、
触れたりつぶしたりしないほうがいいようです。

コンクリート表面に棲む理由ですが、
コケなどの地衣類が住処と食物を提供する、
春先で花粉が大量に付着して餌が豊富、
天敵が居ない、などが推測されているようですが、
たしかな理由はわからないみたいです。
コンクリート壁の隙間や壁の割れ目に産卵するため
コンクリートの上でよく見かけるのかもしれないですね。
赤い体の色といい、かえって目立つような気がしますけどね・・・。