コダカラベンケイソウ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/コダカラベンケイ

日本では、「子宝草」、「子宝弁慶草」と
呼ばれるこの植物は、
原産はマダガスカルです。
葉っぱに厚みがあって、
多肉植物の仲間です。
オレンジ色の花も咲きますが、
花のことを忘れてしまうくらいの
特徴があります。

名の通り、子供の株が葉の縁に
たくさんできて増えていくのです。
それぞれの子供は
親と同じ遺伝子を持っていますので
「クローンコエ」とも呼ばれるそうです。

現物を見たことがありますが、
本当にたくさんの子供が次々に出てきて
そのままにしておくと、
ぽろぽろ落ちてしまいます。
落ちた子をほっとけない・・・
そんな気持ちになります。

カエンタケ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/カエンタケ

日本や中国などで見ることができる、
赤が特徴的なカエンタケ。
漢字にすると、「火炎茸」。
見た目そのままですね。

初夏から秋にかけて、
ミズナラやコナラなどの
立ち枯れ木の根際や
倒木などから発生するそうで
山の中などに限らず、
樹木の多い公園などでも
見かけるかもしれません。

しかしながら、このカエンタケ、
とても危険なのです。
非常に強い毒があり、
誤って食べてしまうと命の危険があり、
触るだけでも皮膚が炎症してしまうそうです。
自然の中でこのような真っ赤なものがあると
なんとなく興味が沸いてしまいそうですが、
見つけても絶対に触れないでくださいね。

ガラナ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ガラナ

写真がちょっとビックリな感じで
苦手な方、すみません・・・

ガラナはつる植物で、ブラジル、アマゾン川流域が原産地です。
ガラナの実にはカフェインやタンニンが多く含まれていて、
健康飲料として利用されています。
日本ですと、北海道では一般的に売られているようです。

今回ご紹介したのは、もちろん、
写真を見てお分かりのとおり、
実がまるでお目目のようになる見た目のインパクト。
写真は、実が弾けて種が見えている状態とのことです。
なかなか驚きの見た目ですね・・・

ホタルブクロ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ホタルブクロ

5月下旬から今時期の7月に、
あちこちで見かける野草であるホタルブクロ。
九州から北海道まで、日本で広く見かけます。
個人的にとても好きな植物なのでご紹介です。

釣鐘の形の花が特徴的です。
キキョウの仲間だそうです。
確かにちょっと似てるなと
今回調べて思いました。

名前もかわいいですよね。
名前の由来については、諸説あるようですが
子供たちが花の中にホタルを入れて遊んだことからだとか。
開花時期がホタルが飛び交う時期ですもんね。

ポーポー(ポポー)

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ポーポー

ポーポーという果物があります。みなさんはご存じでしょうか。
カナダのオンタリオ州や、アメリカ東部などに自生する、
寒さに強い温帯の果樹です。
日本各地で栽培が可能のようですが、売っているのをあまり見ないですね。
実はこのポーポーは、とても傷みやすいそうなのです。
常温でお店で売ろうとするとあっという間に腐ってしまうそうです。
どんな果物なんだろう・・・食べてみたいですね。

ザゼンソウ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ザゼンソウ

僧侶が座禅を組む姿に見えることから
ザゼンソウと呼ばれている、
サトイモの仲間の植物です。
山岳地の湿地に生息していて、
栃木県、山梨県、滋賀県などの湿地に
群生地があります。

ザゼンソウは形も特徴的ですが、
開花するときになんと発熱して
周囲の雪を溶かして開花するそうです。
すごい技を持っていますね。
※匂いにはご注意。素敵ではない匂いのようです。
 特に発熱の際はなかなか強烈とのこと。

エンジェルトランペット

アメリカの熱帯地方が原産ですが、
暑さにあまり強くない・・・
ちょっぴり愛嬌があるキダチチョウセンアサガオ。
エンジェルトランペットと呼ばれています。
春から秋にかけて、たーくさん
わしゃしゃしゃーーーと、鈴なりに
下向きに花をつけるのが特徴ですが、
もうひとつ、特徴があります。
実は毒草なのです。
聴覚性幻覚や急性痴呆、行動異状を
引き起こすとのことです。
お花を楽しむだけにしておいたほうが
よさそうですね・・・。

アジサイ

5月末あたりから、あちこちでアジサイを見かけるようになりますね。

アジサイの花は、萼(がく)が大きく発達した「装飾花」になります。
ご存じの方も多いかもしれませんが、花の色は、土のpH(酸性度)で変わります。
酸性であれば青、アルカリ性なら赤になります。
(リトマス試験紙と逆なんですよね)

では、白いアジサイはどうなっているのかと思い、調べたところ、
色のもとになる色素がない種類だそうです。
最近時々見かけますが、なかなか見ごたえがありますよね。

アジサイは毒があるそうですのでお気をつけください。

土のpHで花の色が変わるって、ちょっと神秘的だなと思い、
今回はアジサイをご紹介しました。

ネペンテス・アッテンボロギ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ネペンテス・アッテンボロギ

珍しく植物の登場です。

このネペンテス・アッテンボロギはウツボカズラの仲間。
イメージより相当大きい感じです。
フィリピンのパラワン島に生息しているそうですが
なんと、ネズミまで消化してしまうそうです。
驚きです。植物が動物を「食べる」・・・。むむむ。

ギンリョウソウ

写真出典 wikipedia

別名「ユウレイダケ」。山地の湿ったところを好み、共生する菌類から
栄養をわけてもらって生きるギンリョウソウはツツジの仲間です。
漢字では「銀竜草」と書きます。たしかに竜のようにも見えますね。
日本全土に生育しているそうです。つい最近まで全然知らなかった・・・
山を散策していてギンリョウソウに出会ったら、とても幻想的な気分になりそうですね。