トビウオ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/トビウオ

太平洋、インド洋、大西洋の亜熱帯から
温帯の海に生息するトビウオは
日本近海でも見られる魚です。

きれいな青色に、まるで飛行機のような形。
魚でありながら飛ぶのに適した形の、不思議な魚ですね。

空中滑空時の速度は50-70km/h、
風上に向って、海面の上約2mを、
100〜300m飛びます。
それだけでも十分驚きですが、
滑空中に急ブレーキや
空中で方向転換もできるそうです。
それでも魚なんですよね。
本当に不思議です。

ウミケムシ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ウミケムシ

日本の本州中部以南、太平洋南西部、
インド洋に生息する
ゴカイの仲間であるウミケムシです。
なかなかきれいな姿をしていますね。

食べ物は主にゴカイとのこと。
つまり共食い・・・
そして、釣りをするときに
ゴカイをえさにすることもあるかと思います。
ということで、釣りのときに
このウミケムシが釣れてしまうこともあるようです。

もしこのウミケムシに出会っても、
触らないでください。
この人は毒をお持ちなのです。
注意注意です・・・。

オロシザメ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/オロシザメ

名前も姿も変わっているオロシザメは、
非常に珍しいサメです。

駿河湾からインドネシアの
温かい海の深海に住んでいるのですが
なかなか見つけることができず、
詳しい生態はあまりよくわかっていないようです。

しかし、形がなんとも変わっていますね。
そして、名前の由来となった、
オロシ金のようにざらざらの皮膚・・・
また、写真ではわかりにくいですが
噴水孔(鼻の穴)が大きいので、
正面から見るとブタの鼻のように見えるとか。

詳しい生態がわかれば、もしかしたら
もっと変わった一面が見つかるかもしれませんね。

トビハゼ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/トビハゼ

日本だけでも500種類ぐらいいるハゼのなかの一種がトビハゼです。
大きさは10センチほどで、皆さまご存じ、干潟などの泥に住んでいます。
地域によってさまざまな名前で呼ばれています。
カタハゼ、ネコムツなどなど・・・
仲間も多いですが名前も多いのですね。

目が上のほうについていて、ちょっとカエルっぽい感じもします。
陸上に出ることはできますが、陸上で生活することはできません。
そして、特徴としては、おなかの部分に吸盤があります。
手のように進化したひれを使って歩く様子はかわいらしいですよね。

ウミウシ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ウミウシ

ウミウシってなんだろう・・・・。
それを調べてここに書こうと思ったのですが、
ウミウシを分類学的に簡潔に説明するのは
難しいのだそうです。
名前の元となった、ツノのような触角があることと、
貝がない(小さいもしくは痕跡程度)ことは共通していますが、
大きさや色、食べ物もさまざま。世界中の浅い海にいます。
色もさまざまと書きましたが、とても鮮やかで
派手な種が多いため観賞生物として人気があります。
ウミウシの仲間は数千種類とも言われています。
ものすごい数ですね。

ミズウオ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ミズウオ

北太平洋から、インド洋・大西洋・地中海の
水深900〜1,500mの深海に棲息する深海魚です。
結構大きくて、体長1.5〜2.5mにまで成長します。
大きい上に顔がいかつい!
目が大きく、尖って長い口先。
大きな口には鋭い牙!
見た目も怖いですが性格も怖い!
貪欲な肉食性で、自分より大きくてもお構いなし。
その大きな口と牙で、なんでも食らいついて
丸呑みにしてしまいます。
インパクト大のお魚ですね。

ちなみに、食用には向いていないようです。
水分が多すぎるんですって。
(これが名前の由来のようです)

ヘラヤガラ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ヘラヤガラ科

魚って色も形も本当にいろいろですよね。
太平洋やインド洋などの
温かい海に住むヘラヤガラも
長細い体、いろんな色で
思わず二度見してしまいそうです。

顔というか、口がむちゅーっと長く、
尾びれの部分も尻尾のような
形になっていて特徴的です。
泳ぐときも、斜めになったり
逆さになったり、
他の大きな魚に寄り添ったり
だそうです。

体の色は環境に合わせて
変わるようなので、
この体も、進化の結果得たのでしょうね。

スナメリ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/スナメリ

スナメリは、体長が160から170cm、
体重は60kgほどの小さなクジラの仲間です。
クジラの仲間としては小さいですが、
人間と同じぐらいの大きさ感ですね。
体の色は、銀白色をしています。
頭は丸く、イルカのようなくちばしや、
背びれはありません。つるんとした印象です。

中東からアジアの沿岸海域、特に
インド、中国、インドネシア、韓国、
日本の沿岸に生息します。
日本では保護の対象になっていて、
採捕することは禁止されています。
鳥羽水族館などでその姿を見ることができます。

汚染物質を体内にためやすいそうです。
スナメリを守るためには、まず
海を汚さないこと ですね・・・

マンボウ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/マンボウ

つぶらなおめめ、
「ぽ?」って言ってそうな口。
(表現がかなり主観はいっています)
ご存じ、マンボウはふぐの仲間です。
いわれてみれば顔が似ていますね。
しかし体の大きさがだいぶ違います。
マンボウは3メートルにもなります。

動物プランクトンを食べますが、
イカやエビなども食べているようです。
(ジンベイザメもそうですが、
「大きいほど小さなものを食べる」
あるあるですね。)

マンボウはとってもデリケートな魚で、
飼育が非常に難しいとされています。
もし訪れた水族館にマンボウがいたら
じっくり見ましょう。
不思議な「ぽ?」の魅力に癒されてください。

タコブネ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/タコブネ

タコブネは太平洋や日本海などの
水深の浅い海に生息しています。
写真は殻の部分だけですが
殻を持つのはメスのみで、
メスの姿はアンモナイトにも似ています。
殻は卵を守るためにみずから作り出すのです。
メスのほうが大きく、8センチほど。
オスが驚きの4ミリ!小さい!

タコブネの殻は時折海岸に流れ着くことがあるようです。
大変きれいだそうですので、
貝殻収集のときに一緒に探してみてください。