マヌルネコ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/マヌルネコ

モッフモフで小耳の可愛いマヌルネコ。
ネパール、パキスタン、ロシアなどなど・・・寒い地域に住んでいます。
そのためのモフモフなんですね。
体毛が長く密集して生えているので、丸々と太った立派な体型に見えるわけですね。
生息数は減っていて、ロシアなどで繁殖に力を入れています。

名前の「マヌル」はモンゴル語で「小さい野生ネコ」だそうです。

少し前に、那須どうぶつ王国で「コマヌルネコ」が人気になりましたね。
マヌルネコ特有の、カクカクした動きがかわいいですよ。

タコノマクラ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/タコノマクラ  (大阪市立自然史博物館展示品)

なんとも風流というか変わった名前のこの生き物。
タコノマクラはウニの仲間です。
棘が短くなってちょっと平たくなった、というかんじです。
花柄がなんともキュートですよね。
房総半島以南の15mから30mの岩礁付近の砂底に住み、
砂の中の有機物を食べて生きています。
吸盤機能付きの足を裏側に持っていて、ウニと同じように移動します。
棘が短い理由は、敵から身を守るために砂に潜るためとのこと。
同じ身を守るために、棘を伸ばす、棘を短くする・・・
まったく逆の進化をするなんて、なんだかすごいですよね。

プーズー

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/プーズー

世界一小さい鹿、プーズーは、チリやアルゼンチンなどの
一部の地域にしか生息しない準絶滅危惧種で、1万頭ほどしか生息していません。
体高は80センチほどとのこと。柴犬より少し大きいくらいでしょうか。
ニホンジカと比べると相当な小ささですね。

竹林や下草のある森を好み、食べ物は木の枝や果実など。
オスにしか生えない角は10センチほどだそうです。
これまたものすごく小さくてかわいい角ですね。

日本でプーズーが見られるのは、埼玉県東松山市にある
「こども動物自然公園」だけだそうです。
もし見に行くなら、この小さな生き物をおどかさないよう、
しずか~に観察しましょうね。

メガマウス

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/メガマウス

幻のサメと呼ばれるほど、目撃例が少なく、
数年に一度程度のペースで見つかっているこのサメは
太平洋やインド洋など、熱帯から温帯の水深200メートル 付近の
やや浅い深海に生息しています。
プランクトンを主食としていて、歯はとっても小さいです。
口の内側は光が当たると銀色に光るんだそうです。
すごい技を持っていますね。

見つかる数も少なく、まだわからないことが多いです。
いつか水族館などで生きたメガマウスに会いたいですね!

オウムガイ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/オウムガイ

アンモナイト・・・?と誰もが思ってしまう、古代のロマンを感じるオウムガイ。
南太平洋やオーストラリア近海に生息しています。
変わった目をしていますが、レンズの構造はないため、視力は良くないようです。
タコやイカのような漏斗を使って進むのですが、
ちょっと手の数が多い・・・90本ほどもあるのです。(ちょっとじゃないか!!)

死んだ魚介類などを食べるオウムガイはとっても長生き。
数十年から20年近く生きるそうです。
シマシマの貝、帽子の奥からするどい目が・・・
(勝手に帽子という表現にしました)
一度見たら忘れられないですね。

ナマケモノ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ナマケモノ

南アメリカや中央アメリカの熱帯雨林に生息する、
なんだか弱々しい雰囲気のナマケモノ。
一生のほとんどを木の上で過ごします。
地上に降りるのは、週に1回のトイレのときぐらいです。
ゆーっくり動くので基礎代謝が低く、なんとほ乳類では珍しく変温動物。
これも少しの栄養で生き抜くための知恵でしょうね。
あまりにゆっくり動くので体に苔が生えちゃう。
この苔は森や木々に溶け込む擬態になっているとのことですが
その苔も食料になるそうです。

それにしてもものすごい爪。これでは地上をささっと移動するのは難しいですね。

チーターのようにむちゃくちゃ早い生き物もいれば
ナマケモノのように極力動かない生き物もいる・・・
環境に適応するってすごいです。

ラブカ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ラブカ

普段想像するサメとはかなり姿が違いますが
歯を見ると・・・やっぱりサメだな、という感じのラブカ。
太平洋、大西洋と広い範囲に生息していますが、
深海のサメで「生きる化石」と呼ばれています。
食用として捕られることもなく、人目に触れることも少なく、
なかなかその生態を調べる機会も少ないようです。
口もめちゃくちゃ大きく開き、狂暴そうなウナギ?という見た目ですね。

卵胎生といって、おなかの中で卵を孵化させて、産むときはサメの赤ちゃんを産みます。

サメ、奥深い・・・。

ヨタカ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ヨタカ

あれ、もしかしてご機嫌ナナメ・・・?
と思ってしまうような表情のヨタカさん。
ロシア南東部やアジア大陸の広い範囲に生息する渡り鳥で、日本には夏に来るそうです。
夜行性で、大きな口を開けて昆虫などをつかまえて食べます。
巣のようなものは作らず、葉の上などに卵を産んで、
温めている間はほとんど動かないとのこと。
この柄はかなりのカモフラージュになりますね。
しかしちょっと変わった枝の止まり方。水平に腹ばいに止まっています。
これもカモフラージュのためかな・・・。

カブトエビ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/カブトエビ

懐かしい!子供のころ夢中になってつかまえたよ~
という人や、飼った人もいるのではないでしょうか?
実は私はかなりの大人になって初めて見たのがこのカブトエビです。
見つけた時にはしばらく目が釘付けになっておりました。
(いい大人が田んぼのへりにしゃがみこんで動かないなんて変だったかも)

見た目はカブトガニに似ていますがミジンコの仲間のカブトエビ。
関東以西の田んぼなどにいます。
大きさは3mmほどで、とっても小さくかわいいです。
田んぼにお水が入ると、前年に産み付けられた卵が2~3日で孵化し、
大人になったら卵を産んで命を終えるそうです。この間約1か月!
しかも、卵は全部は孵化しないそうです。種の保存のためです。
毎回感じておりますが、本当に「いきものってすごい」ですね。

オカピ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/オカピ

キリンの仲間、オカピです。

コンゴ共和国に生息していますがとても生息数が少ないオカピ。
馬の仲間ではなく、キリンの仲間です。
そういえば耳が大きなところ、舌が長いところ、小さな角の感じなど
キリンに似ている感じがします。

一度、横浜動物園ズーラシアに見に行ったことがありますが、
暑い日だったせいか、オカピが隠れ上手だったせいか、
見つけることができずに帰ってきたことがありました。
オカピは大変臆病ということと、お尻のシマシマが森に溶け込むのに
適した模様であることを身をもって体験してきました・・・汗