エンジェルトランペット

アメリカの熱帯地方が原産ですが、
暑さにあまり強くない・・・
ちょっぴり愛嬌があるキダチチョウセンアサガオ。
エンジェルトランペットと呼ばれています。
春から秋にかけて、たーくさん
わしゃしゃしゃーーーと、鈴なりに
下向きに花をつけるのが特徴ですが、
もうひとつ、特徴があります。
実は毒草なのです。
聴覚性幻覚や急性痴呆、行動異状を
引き起こすとのことです。
お花を楽しむだけにしておいたほうが
よさそうですね・・・。

クリオネ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/クリオネ

流氷の妖精、氷の天使と呼ばれるクリオネは、
北海道沿岸など、冷たい海に
住んでいる貝の仲間です。
透明な体、呼び名のとおり、
まるで天使のような姿は
とっても愛らしいですが、
大人になると肉食。
頭部から(頭部!?)
6本の触手(6本!!)
を出して、獲物を抱え込み、
養分を吸うそうです。
とても想像ができませんね。

2017年に富山湾で新種が見つかっているようです。
国内で新種とは!ワクワクしますね。

 

キンシコウ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/キンシコウ

じーっと見ていると、おさるさんなのに、
おさるさんでないような気がしてしまう・・・。
なんともたとえようのないお顔立ちのキンシコウは
中国の中西部(湖北省や四川省など)に住んでいます。

ゴールデンモンキーとも呼ばれていて、
オレンジがかった体毛が太陽に照らされると金色に見えるそうです。
とても神々しい姿ですよね。

毛皮が狙われたり、食べると薬になると信じられているそうで、
絶滅の危機にあります。
生息数が回復することを祈るばかりです。

 

デンキウナギ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/デンキウナギ

ご存じ、デンキウナギ。
名前のとおり、発電できるウナギ・・・
と思いきや、
名前はウナギですが、
ウナギの仲間ではありません。
「デンキウナギ」という
別の種類に分類されています。

アマゾン川などに住み、
小魚などを捕食するときや
身を守る際に発電しますが、
この電力量が半端ない。
我々が家庭で使う電気は
おおむね電圧が100Vですが
このお方は一瞬ですが600~800Vもの
電圧を発生することができます。
こんなものを川の中でくらったら
気絶しちゃいます。
(気絶では済まないかも。危険すぎます)

水族館などでも「今発電してます」
といった展示を
していることもあるので
ぜひこのハイパワーな生き物を
じっくり見てみてください。


ノコギリエイ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ノコギリエイ

この長い鼻?顔?の持ち主は、
インド洋や太平洋の暖かい地域に生息する
ノコギリエイさんです。

ノコギリザメとよく似ていますが違う種類です。
名前の由来にもなっている特徴的な吻(ふん)ですが、
ブンブン振り回して小魚を気絶させたりケガをさせてから食べるようです。
赤ちゃんが生まれてくるときは、お母さんを傷つけないよう、
吻はやわらかい膜で覆われた状態で出てくるそうです。
おなかの中で振り回されたら大変ですもんね。



アジサイ

5月末あたりから、あちこちでアジサイを見かけるようになりますね。

アジサイの花は、萼(がく)が大きく発達した「装飾花」になります。
ご存じの方も多いかもしれませんが、花の色は、土のpH(酸性度)で変わります。
酸性であれば青、アルカリ性なら赤になります。
(リトマス試験紙と逆なんですよね)

では、白いアジサイはどうなっているのかと思い、調べたところ、
色のもとになる色素がない種類だそうです。
最近時々見かけますが、なかなか見ごたえがありますよね。

アジサイは毒があるそうですのでお気をつけください。

土のpHで花の色が変わるって、ちょっと神秘的だなと思い、
今回はアジサイをご紹介しました。

イッカク

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/イッカク

伝説の生き物のような神々しい長くまっすぐな角を持ったイッカクは ハクジラの仲間で北極海に住んでいます。 角の正体はなんと歯。オスに生えます。 左巻きにどんどん伸びて2メートル超えるそうです。 この角、というか牙?の役割ですが、 獲物を叩いて捕えたり、 空中にかかげて温度や気圧の変化を感じる 感覚器官の役割もあるようです。 10頭ぐらいの群れでいるそうです。 これだけ長い角があると、 仲間に当たってしまいそうですね・・・。


マヌルネコ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/マヌルネコ

モッフモフで小耳の可愛いマヌルネコ。
ネパール、パキスタン、ロシアなどなど・・・寒い地域に住んでいます。
そのためのモフモフなんですね。
体毛が長く密集して生えているので、丸々と太った立派な体型に見えるわけですね。
生息数は減っていて、ロシアなどで繁殖に力を入れています。

名前の「マヌル」はモンゴル語で「小さい野生ネコ」だそうです。

少し前に、那須どうぶつ王国で「コマヌルネコ」が人気になりましたね。
マヌルネコ特有の、カクカクした動きがかわいいですよ。

タコノマクラ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/タコノマクラ  (大阪市立自然史博物館展示品)

なんとも風流というか変わった名前のこの生き物。
タコノマクラはウニの仲間です。
棘が短くなってちょっと平たくなった、というかんじです。
花柄がなんともキュートですよね。
房総半島以南の15mから30mの岩礁付近の砂底に住み、
砂の中の有機物を食べて生きています。
吸盤機能付きの足を裏側に持っていて、ウニと同じように移動します。
棘が短い理由は、敵から身を守るために砂に潜るためとのこと。
同じ身を守るために、棘を伸ばす、棘を短くする・・・
まったく逆の進化をするなんて、なんだかすごいですよね。

プーズー

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/プーズー

世界一小さい鹿、プーズーは、チリやアルゼンチンなどの
一部の地域にしか生息しない準絶滅危惧種で、1万頭ほどしか生息していません。
体高は80センチほどとのこと。柴犬より少し大きいくらいでしょうか。
ニホンジカと比べると相当な小ささですね。

竹林や下草のある森を好み、食べ物は木の枝や果実など。
オスにしか生えない角は10センチほどだそうです。
これまたものすごく小さくてかわいい角ですね。

日本でプーズーが見られるのは、埼玉県東松山市にある
「こども動物自然公園」だけだそうです。
もし見に行くなら、この小さな生き物をおどかさないよう、
しずか~に観察しましょうね。