タカラダニ(カベアナタカラダニ)

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/カベアナタカラダニ

※小さい虫が苦手な方、すみません。

ちょうど今時期、5月ごろになると、
コンクリートの上などをよく見ると
赤い虫がいっぱいいることがあります。
この虫はタカラダニ(カベアナタカラダニ)といいます。
名前の由来は、セミに赤いダニがくっついていると
宝物を抱えているように見えるというところから来たようです。

日本では北海道から沖縄まで全域に分布しています。
1980年頃より不快害虫として駆除対象にされているそうです。
食性は雑食で、花の花粉や小型の昆虫を摂食するようです。
したがって、ヒトを「刺す」ことはないですが、
触れたりつぶしたりしないほうがいいようです。

コンクリート表面に棲む理由ですが、
コケなどの地衣類が住処と食物を提供する、
春先で花粉が大量に付着して餌が豊富、
天敵が居ない、などが推測されているようですが、
たしかな理由はわからないみたいです。
コンクリート壁の隙間や壁の割れ目に産卵するため
コンクリートの上でよく見かけるのかもしれないですね。
赤い体の色といい、かえって目立つような気がしますけどね・・・。

ビントロング

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ビントロング

別名クマネコのビントロングはネパールやミャンマーなどの
東南アジアなどの森林に生息しています。
体長61~97センチ。尾の長さ56~89センチと
写真でもわかるように、尾が長く大きいのが特徴です。
尾を木の枝に巻き付けてぶら下がることもできるそうです。
夜行性で雑食の彼らは、絶滅が危惧されています。

特に特徴があるのが匂い。
縄張りを主張するマーキングに用いられる
臭腺から出される液体が
ポップコーンの匂いがするとか・・・

日本では、高知県のいち動物公園、
福岡市動物園、神戸どうぶつ王国などで
飼育されているようです。

クロコサギ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/クロコサギ

アフリカ大陸やマダガスカルに生息するクロコサギ、
クロミノサギという別名もあります。
暑い地域で黒の体はさぞ大変でしょうね。
それもあってか、活動時間は朝夕の
日差しがあまり強くない時間帯です。

さて、このクロコサギですが、
カエルや魚を捕まえて食べますが
捕まえ方がとても変わっています。
翼をくるりと傘のように丸く広げて水面に影を作り
その影に集まる魚などを捕らえるのです。
水面の反射を黒い羽根でおさえて、
魚を見やすくしているという説もあります。
なんともかしこい鳥ですね。

ヒロハシサギ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ヒロハシサギ

メキシコ、中央アメリカから
アルゼンチン北部に生息するヒロハシサギは、
名前のとおり、くちばしが広いのが特徴です。
このくちばしが何に役に立っているのか、
詳しいことはわかっていないようです。
夜行性で目がくりっとしているのも
特徴のひとつです。

くちばしが広い、といえば、
ハシビロコウも同じですね。
実は、ヒロハシサギも、
ハシビロコウのように、あまり動かず、
くちばしとカタカタと鳴らす
クラッタリングをします。
行動まで似ているなんて、
ちょっと不思議ですね。

那須どうぶつ王国や、
神戸どうぶつ王国などで
見ることができます。

キリン

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/キリン

日本の多くの動物園でも飼育されているキリン。
遠くアフリカが故郷の生き物ですが、
でも人気のあるこの生き物を
なぜ変な生き物として今回取り上げさせていただいたか・・・。
今回は私の完全なる独断、主観でのチョイスです。
(キリンファンの方、申し訳ありません)

大きな目、耳、長いまつげと舌。
毛がふさふさ生えた控えめな角。
よく見てみると、すごいインパクトのある顔って気がします。
そして彼らはとても睡眠時間が短い!
深く眠るのは数分の場合もあるそうです。
座ることはあまりないそうで、出産も立ったまま。
赤ちゃんがあの高さから落ちることを考えるとハラハラします。
(赤ちゃんといっても大人の人間より背が高い)

そんな(私にとっては不思議のかたまりの)キリンですが、
真っ白な神々しい姿の子が発見されたことがあります。
きっと仲間からは変な目で見られちゃうんだろうけど・・・。

サビイロネコ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/サビイロネコ

見た目は普通の猫チャンですね。
このサビイロネコはインド南部とスリランカに
住んでいる猫です。
特徴はなんといってもサイズ!
体長は35-48cm、肩までの高さは20-25cm、
体重は約1.5kgしかない。(メスは1kgしかないそうです!)
ちょっとおどろきの小ささです!
毛皮の色は灰色で、背中と脇腹の全面に赤さび色の斑点が
あるのが特徴です。

人に慣れやすい性格なのでペットとしても
人気があるそうです。
そりゃ、大人気でしょう、間違いなく・・・

ホタル

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ホタル

日本の夏のイメージの常連、ホタルは、
世界にはなんと2000種類もいるそうです。
日本のホタルは本州以南を中心に
40種ほどいるそうです。
幼虫時代は水の中にいて、
タニシなどを食べる肉食!
しかし成虫になるとせいぜい
水分を飲むぐらいだそうです。
(日本のホタルの場合は です。)
「こっちの水は甘いぞ」はここから来ているのかな・・・

ホタルの特徴はなんといっても「光る」ことですよね。
これは、暗い場所でも相手を見つけられるように
発光しているそうです。
体内に発行物質の酵素を持っていて、
酸素と結合させて光っているそうです。
(急にむずかしげになりました・・・)
そして幼虫時代も発光できるそうです。
なかなかすごいです。

アシダカグモ

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/アシダカグモ

苦手な方もいると思ったので
写真はやめておきました。
(実物はなかなかかっこいいですよ)

ここで取り上げてしまいましたが、
実は変な生き物ではありません。

生息範囲は広く、日本でもあちこちで
見かけることができます。
日常見るクモの中ではかなり大きな種類
のため(20~30センチ)
遭遇するとびっくりしてしまいますが、
人間には無害。それどころか、
ゴキブリなどを捕食してくれるので
益虫と言われています。
地域によっては家の守り神とも言われます。

昔、研修で宿泊した宿の大浴場で
このアシダカグモに遭遇したことがあり、
一緒に入浴していた人たちと一斉に
「ぎゃ~~~~~~~!!」と
悲鳴・・・・
宿の人にびっくりされたことがありました。
実は良い子?なのでもし見かけたら
温かい目で見守ってあげてください。
(とは言うものの、やっぱりでかくてこわいよね)

ゴールデンライオンタマリン

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/ゴールデンライオンタマリン

ブラジルにしかいない、体重900gのこの小さな小さな猿の仲間は
生息数が非常に少なく、レッドリストに分類されています。
雑食性で、数頭から10頭ほどの群れで生活しています。

ゴールデンライオンタマリンと
全然関係ありませんが、
猿を見るたびに思い出す
昔の出来事があります。
某動物園でチンパンジーの
オリの前のベンチに座っていたら、
近所の小学生が社会科見学で
やってきました。
すると、生徒の一人が
「先生~〇〇君があんなところでふざけていま~す」
と、チンパンジーの1匹を指さしました。
そばにいた〇〇君らしき少年が
「ちがいます!僕はここにいます!」と
半分泣きそうな顔で先生に訴えていました。
もうこちらは吹き出しそうでしたが、
ここで笑ったら〇〇君を傷つけると思い
笑いを堪えるのに必死でした・・・。
あの少年たちはすでに中年だろうなぁ・・・。

テングザル

写真出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/テングザル

インパクトのある鼻を持つテングザルは、
ボルネオ島の一部だけに生息する、
絶滅危惧種です。
このような特徴的な鼻になるのは
オスだけで、メスへのアピールだと
いわれています。
鼻が大きければ大きいほどモテる
・・・らしいです。

お猿さんの仲間としては
食事も変わっていて、
木の葉を主に食べるそうです。
木の実や雑食も多い猿の中では
めずらしい。
食事の際はこの鼻が少々邪魔に
なるようで、
手で持ち上げて食べるそうです。
ちょっとかわいいですね。