ガイコツパンダホヤ

写真出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/ガイコツパンダホヤ

もう、名前と写真の紹介で
説明不要かも というぐらい
わかりやすい名前ですね。
ガイコツパンダホヤは、
沖縄周辺の島に生息しています。

骨のように見えるのは
白い血管だそうで
それもまた変わっていますね。

そして、絶妙な黒色の模様。
文句なしの「ガイコツパンダ」です。

近年見つかった生き物のようです。
もし見つけても見守るだけに
しておきましょう。

ネナシカズラ

写真出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/ネナシカズラ属

世界中の温帯から熱帯に分布する
ネナシカズラ。
植物ですが、名の通り根がありません。
他の植物に寄生して生きます。
根がないと書きましたが、
発芽は地表で、その時は根があります。
数日以内に寄生する植物に
たどり着かないと、か、枯れてしまう。
(根があるのに枯れるとは・・・)
また、葉もほぼありません。
ごく小さな葉がある種もありますが、
それは葉緑素をわずかに持って
光合成をするものだそうで、
葉緑素を持たない種もあります。
植物だけど葉緑素がないのですね。

根も葉もないのは、
寄生のための進化の結果なのでしょうかね。
すごい進化です。

脂尾羊(Fat-tailed_sheep)

写真出典:https://en.wikipedia.org/wiki/Fat-tailed_sheep

日本ではあまりなじみがないこの羊、
中央アジアや中東などで家畜として
遊牧民に重宝されているそうです。
この変わったお尻のようなものは
お尻の位置にありますが
お尻ではない・・・
(尻尻しつこいですね)
これは、ハートの形?に膨らんでいる
尻尾なのだそうです。
この羊は、尻尾に脂肪を
蓄えるのだそうです。
この脂肪は遊牧民にとっては
大変大切なものだそうです。

見た目はちょっと変わっていますが
とても大事なものですね。

スズドリ

写真出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/スズドリ

スズドリはブラジルなどの
南米に住んでいる鳥です。
大きさは30センチぐらい。
真っ白できれいですねぇ・・・
でも、なんかぶら下がってますね。汗
これは、にわとりの
とさかのようなもので、
メスへのアピール(健康のめやす)に
なっていると考えられているそうです。
ちなみにメスは、
白ではなくオリーブ色で
この垂れ下がっているものも
ないそうです。

見た目だけでも変わっていますが
この鳥は、鳴き声が
大変大きいそうです。
120デシベル・・・って
どのぐらいの大きさかというと、
あくまで目安ですが
ジェット機の離陸時ぐらいのようです。
静かな森でいきなり鳴かれたら
腰抜けそうですね・・・

ケマンソウ

写真出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/ケマンソウ

4月から6月にかけて
あちらこちらで見かける
この変わった形のお花。
ケマンソウといいます。
「ケマン」という仏具に
形が似ていることから
この名前が来ています。
別名「タイツリソウ」
タイがぶらさがって
並んでいるようにも見えますね。
英語の別名で、
「bleeding heart」(血の垂れる心臓)
とも呼ばれます。
ちょっとこわい別名ですね。

可愛いお花ですが、
根茎と葉に毒があるそうです。
お庭に植える際は気を付けて!

フィンガーライム

写真出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/フィンガーライム

4~8センチの円筒形の実がなる
フィンガーライム。
果実の色は、緑や赤など。
オーストラリアなどで見られるそうです。
名前に「ライム」とありますが
見た目はあまりライムに似ていませんね。
実はこの果実、中が変わっています。
写真の赤い実がそうなのですが、
切ると、プリプリとした丸い実なのです。
別名、キャビアライムです。

食べ方は、アイスクリームに乗せたり
お好みで肉や刺身に乗せて食べても
いいようです。
甘味があまりなく、酸味と苦み、
とのことですので、
ライムと同じように
食べることができそうですね。

イモガイ

写真出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/イモガイ

世界中の暖かい海に
たくさんの仲間とともに
生息しているイモガイ。
小さいころ、こんな貝を
波打ち際で見つけたことが
あるような気がする・・・。

そんなイモガイですが
名前の由来は、
サトイモに形が似ている
ことからのようです。
形はイモ似ですが、イモガイは肉食。
さらに、イモガイは毒があります。
刺されると死に至る猛毒を
持っているのです。

貝の模様は大変きれいですが
気を付けなければいけませんね。

サンカヨウ

写真出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/サンカヨウ

今日ご紹介するのは、
ひさしぶりの植物です。

サンカヨウ(山荷葉)は、
本州の中部より北の、
山の中の湿った場所に
生息しています。
春から初夏にかけて
2センチほどの小さな
白い花を咲かせます。

変わっているのは、
この花は雨に濡れると、
花びらが透明になるのです。
乾くと白色に戻ります。
なんとも可憐な性質ですね。

ヤドカリ【共生シリーズ】

写真出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/ヤドカリ

【共生シリーズ】

6月は「共生」特集です。
第五弾はヤドカリです。

みなさまご存じのヤドカリ。
日本でも見ることができます。
そのうちのいくつかの種類は
イソギンチャクと共生します。

イソギンチャクを見つけると
自分の殻の上にイソギンチャクを
移し替える種類のヤドカリがいます。
イソギンチャクにとっては
移動することができるようになり、
ヤドカリにとっては、
タコなどの天敵から
身を守ることができるわけです。
互いに利益がある相利共生の関係です。
この共生もなかなかすごいですね。

コバンザメ【共生シリーズ】

写真出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/コバンザメ

【共生シリーズ】

6月は「共生」特集です。
第四弾はコバンザメです。

名前にサメとついていますが
実はサメの仲間ではなく、
スズキの仲間であるコバンザメ。
ジンベイザメや、ときには
ウミガメなどにくっついて
楽して移動している?印象ですね。
くっつかれた方は、
水の抵抗は受けるし、
表皮に炎症が起きることもあるようで
コバンザメ側のみが利益を得る
「片利共生」と考えられていましたが
つい最近、それを覆すニュースがありました。
福島県の水族館で、
バショウカジキのエラの中に出入りする
コバンザメが確認されて、
それが寄生虫などを取り除く、
「クリーニング」をしているようだ と
発表がありました。
つまり、「相利共生」と確認されたわけです。

よく知られた生き物にも
人間が知らない関係がまだまだある、
ということですね。